東京商工会議所は、東京の将来を考える懇談会（座長：中山泰男・セコム(株)会長）において、少子化対策と中小企業の人手不足対策を推進するため、AI 縁結びナビアプリ「Aill goen（エール ゴエン）」を運営する株式会社 Aill（エール）と、初めて連携協定を締結しました。本協定に基づき、4月1日（月）より「Aill goen」の仕組みを活用し、東商会員企業従業員に、安全・安心な出会いの場を創出するサービスを開始します。

　2024年2月27日に、厚生労働省から公表された人口動態統計速報によれば、2023年の出生数（速報値）が前年比 5.1%減の75万8631 人と8 年連続で減少し、過去最少となった他、婚姻件数が 48万9,281 組で前年から 3万組以上減少したことが明らかとなりました。少子化の背景は、婚姻率の低下や晩婚化、子育て負担の重さ等多岐にわたりますが、婚姻数の減少は少子化に直結するものであります。
　東京都の調査（※）でも、若者世代の約８割は結婚意思があると回答する一方、結婚意思はあるものの独身でいる理由では「適当な相手にめぐり会わないから」が約半数を占めていることから、個人の自由な意思を尊重しつつ、東京における若者同士の出会いを後押しする方策が重要となっています。

　こうした中、当所では、最新テクノロジー（AI）を活用したナビゲーション機能を有し、唯一の法人・団体専用の婚活アプリである「Aill goen」を運営する株式会社 Aill と連携し、若者世代の出会いの創出による少子化対策と、長期的な企業の人手不足対策に向けて、取り組んでまいります。
（※出典：「若年層の結婚・子供に関する意識調査」東京都、2023年）