会頭コメント

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株価11000円割れについて

2001年8月29日
東京商工会議所

 株価の低迷は、先行きを悲観視する市場の心理を色濃く反映したものであり、極めて憂慮すべき状況である。時価会計の導入による銀行持ち合い株解消の動きも、市場心理を冷え込ませている要因の一つと思う。このままでは深刻なデフレ・スパイラルに陥ることを強く懸念せざるを得ない。
政府においては、景気の実態を直視してデフレへの対応に真剣に取り組んでほしい。もとより持続的な経済成長路線に復帰するためには、構造改革が必要なことは論を待たない。ただ一方で、構造改革は短期的にはデフレの加速要因となることを十分に認識すべきである。構造改革を成功に導くためにも、景気とのバランスがとれた政策運営の実行と、中小企業に無用のしわ寄せが生じないようセーフティーネットの準備を強く求めたい。

以上