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新卒者の採用・選考活動動向に関する調査について

2022年11月10日
東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター

~計画以上の内々定者数を確保している企業は12.4%と多くの企業が新卒採用に苦戦、
 年明けも2023年新卒採用・選考活動を継続する企業は40.6%に上る~

東京商工会議所(小林健会頭)は、当所が主催した「会員企業と学校法人との就職情報交換会(※)」に
参加した企業278社を対象に、新卒者の採用や選考活動に関する動向を把握するために標記調査を実施し、
結果を取りまとめました。(詳細は下記PDFをご参照ください)
集計結果は、各企業において新卒者の採用や選考活動の参考にしていただくとともに、当所が実施する
新卒採用支援事業の企画運営に活かしてまいります。

※新卒者や既卒者(卒業後3年以内)の採用を検討している会員企業と会員学校法人(大学・専門学校等)
 の就職支援担当者が一堂に会する情報交換会。

【 調査結果のポイント 】

○2023年新卒者の計画予定人数に対する充足率、採用・選考活動の実施予定時期 2~3ページ
・計画以上の内々定者数を確保している企業は12.4%にとどまる。充足率が50%未満の企業が4割弱(36.9%)を占めており、企業が新卒採用に苦戦している様子がうかがえる。
・2023年新卒者の採用・選考活動の実施予定については、「本年11月~12月」と回答した企業が最多(35.5%)であり、来年1月以降も実施する予定の企業が4割(40.6%)※を占めている。(※「来年1月~2月(21.2%)」「来年3月(19.4%)」の合計)

○2023年新卒採用・選考人数の増減 4ページ
・2022年新卒採用・選考時と比較した2023年新卒採用・選考人数の増減について、「インターンシップ・ 職場体験の参加人数」に関しては、38.1%の企業が「増加」と回答している。
・一方で、「会社説明会(リアル)」、「エントリー数」、「選考応募者数」、「内定者数」に関しては、「減少」と回答した企業がいずれも4割台であることから、「インターンシップ・職場体験の参加者」を「会社説明会」への参加やその後の選考活動につなげていくことが課題であることがうかがえる。

○有為な人材の確保・定着に向けた取組 6~9ページ
・8割前後の企業が処遇面の充実(初任給の引上げ、全社員を対象とした賃上げ、賞与・手当の引上げ、福利厚生の充実)に努めている。
・人材育成・能力開発や職場の環境整備に関する項目についても、9割の企業が「直近3年間に実施した」または「今後実施したい」と回答している。
・働き方改革など労働環境に関する取組についても、8割~9割の企業が「直近3年間に実施した」または「今後実施したい」と回答している。

以上

【調査概要】
(1)調査期間:2022年9月29日~10月7日
(2)調査対象:「会員企業と学校法人との就職情報交換会」(9月29日開催)の参加企業278社
(3)回答数:219社(回答率78.8%)
(4)調査方法:Webアンケートシステム

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター
担当 向山・菅原・吉田
TEL 03-3283-7640
FAX 03-3287-0308