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[東商渋沢ミュージアム] 渋沢栄一直筆 掛け軸の新展示について

2020年9月28日
東京商工会議所
オフィス環境部オフィス管理担当

 この度、東商渋沢ミュージアム(東京商工会議所本部ビル 6階)は、渋沢栄一直筆の掛け軸を追加展示いたしました。

渋沢ミュージアム

渋沢ミュージアム


記載内容 :「雲 無 心 以 出 岫 鳥 倦 飛 而 知 還」

読  み :「雲は無心にして以て岫(しゅう)を出で 鳥は飛ぶに倦(う)みて還るを知る」


 この掛け軸は、渋沢栄一自身が1922年(大正11年)(当時83歳)8月に執筆した書であり、中国魏晋南北朝時代の文学者である陶淵明(とうえんめい)の散文作品である「帰去来(ききょらい)の辞」の一文です。官位を捨てて故郷の田園に帰る心境を書いた陶淵明の代表作であり、六朝散文文学の最高傑作の一つとして後世に影響を与えたものと言われています。

 この書は、渋沢栄一が自らの人生を振り返り、多くの経済活動や社会活動を全うした達成感・すがすがしさと、晩年は故郷に帰り、自然と戯れ静かに余生を過ごしたいとの思いを馳せる書などの解釈があります。


 東商渋沢ミュージアムでは、渋沢栄一の孫である渋沢敬三氏による箱書き・押印がされている掛け軸が収納されていた木箱も展示されている他、この詩に関する渋沢栄一のエピソードなどもご紹介しています。

 是非、この機会にお立ち寄りください。


<本件担当・問い合わせ先>
 東京商工会議所 渋沢記念事業プロジェクトチーム(オフィス環境部)
 TEL:03-3283-7857 

渋沢ミュージアム

渋沢ミュージアム

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所

TEL 03-3283-7500(代表)