茶平(ちゃーぺい)
店主 小島 滋さん
桜台駅から徒歩5分、千川通り沿いで駐車場も広いので、電車でも車でも行きやすい中華料理店です。ランチタイムになると続々とお客様が来店し、1階の席はあっという間に満席に。話に花を咲かせる女性グループ、トラックの運転手、一人で来店する常連客など、思い思いにお気に入りのメニューを楽しむ姿が見られます。
レンガ造りのお洒落な外観
光が差し込む広々とした1階スペース
化学調味料を使わず丁寧に作られた本格中華料理には、地元練馬産の野菜も使用。長年愛されてきた定番メニューはもちろん、2か月ごとに変わる季節のおすすめメニューも要チェックです。冬季は「フカヒレ茶碗蒸し」が人気! 寒さも吹き飛ぶ美味しさです。
大型の駐車場があり、2階スペースは個室・貸切も可能。懇親会、歓送迎会等の各種ご宴会、法事等にも幅広くご利用いただけます。
野菜がゴロゴロ! 人気の「特製五目焼きそば」
肉厚しいたけがジューシーな「しいたけそば」
「焼餃子(パリパリギョーザ)」は、
大根おろしと鷹の爪の入ったピリ辛酢醤油で
本日は西貝農園(練馬区中村橋)さんの野菜を使用
店主 小島 滋さんのお祖父さまは、戦前から浅草で菓子製造業を営んでいたそう。1954年から現在の桜台に場所を変え、3代にわたり商売を続けてきました。2代目のお父さまのときに、菓子屋をやめレストラン「メキシコ」を開業(現在は廃業)。さらに現在に続く中華料理店「茶平」をオープンしました。
「茶平」の屋号は、お菓子屋さんの時代に製造していた「ちゃっぺ」という、かりんとうのようなお菓子に由来するそうです。
小島さんは、家業を継ぐつもりはなかったそう。最初は会社勤めをしていましたが、家業に入ってみると2店舗の経営は苦しことがわかり、中華料理店のみを営業していくことに決めました。
50年の歴史を振り返る小島さん
2020年春、コロナ禍に入ると外食・会食自粛のムードに。歓送迎会などの宴会は軒並みキャンセル、一般のお客様の客足も遠のき売上は6割に落ち込みました。それが一年くらい続いたとのこと。ご苦労されたことについて伺うと…。
「特に苦労はありません。お客様が来なくなっちゃったんだから、仕方ない。政府からの要請と、客足に応じてお店は閉めました。年中無休で50年やってきたから、かえって休めて良かったかな」と、飄々と振り返ります。
茶平50年超の長い歴史の中では、お父さまから家業を引き継いだ時が一番大変だったとのこと。当時はやるしかない! という思いから、赤字経営を黒字に変えました。料理長はその頃から40年来の戦友。
「サラリーマンの世界から、料理人という職人の世界に飛び込んで、話が通じないこともあり大変でした。でも話さないと始まらないかね。諦めずざっくばらんにコミュニケーションを取りながら続けてきましたよ」
語り口が率直で話しやすい雰囲気の小島さん。コロナ禍においても、茶平の従業員は誰一人やめることはありませんでした。
もともとゆったりとした店内のレイアウトは大きく変更することもなく、コロナ前から注文を受けていたテイクアウトの数は増えました。コロナ禍に入ってからは、極力現金のやり取りを減らすためpaypayなどのQRコード決済を導入。現金管理が減り、レジのミス防止・負担軽減につながりました。
料理店は味で勝負! 真摯に向き合ってきた長い歴史のおかげで、コロナの状況が落ち着くと茶平ファンのお客様は戻ってきました。一度つかまれた胃袋は、なかなか離されることはありません。給付金・助成金を利用しながら乗り越え、2023年1月現在では、コロナ前と比べて9割がた売上も回復してきたそうです。
各種QRコード決済を導入
50年の経営の中で小島さんが大切にしてきたことは「コツコツやること」。日々の売上チェックを欠かさない。常にできることを考える。大きなヒットを狙うのではなく、小さな成功の積み重ねを続けてきて今があるそう。
夢や展望は? 「そんなものはありませんよ。今まで通り続けていくのみ!」快活に笑います。茶平の前は千川通りの桜並木。2階の席からはお花見もできます。桜を眺めに、本格中華を味わいに、ぜひご来店ください!
茶平前の千川通りは桜並木。2階の席からはお花見もできます♪
東京都練馬区桜台1-1-5(西武池袋線 桜台駅 徒歩5分/地下鉄有楽町線 新桜台駅 徒歩5分) 駐車場:あり(専用20台)
TEL:03-3993-7337ホームページ: https://r.gnavi.co.jp/g529100/(ぐるなび)
営業時間:≪月~金≫ランチ11:30~14:30/ディナー17:00~22:00(L.O.21:00)
≪土・日・祝≫11:30~22:00(L.O.21:00)定休日:なし(年末年始除く)