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知識確認テスト サンプル問題
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健康経営に関する記述のうち、最も不適切なものを1つだけ選びなさい。
- ①「『日本再興戦略』改訂2014」では、「健康経営に取り組む企業が、自らの取り組みを評価し、優れた企業が社会で評価される枠組み等を構築すること」が明記された。
- ②健康経営では、従業員等の健康保持・増進にかかる支出を投資ではなく、コストとしてとらえる必要がある。
- ③健康経営は、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や組織としての価値向上へつながることが期待できる。
- ④健康経営を「戦略的」に実践する上で、ゴール(目標)を設定し、PDCAを意識しながら、中長期的な視点で取り組むことが重要となる。
②健康経営は、従業員等の健康保持・増進にかかる支出をコストではなく、投資としてとらえることが重要である。
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健康投資管理会計に関する記述のうち、最も不適切なものを1つだけ選びなさい。
- ①健康投資管理会計に取り組む効果として、これまでに取り組んできた健康経営がより経営ごととして内部管理が容易となり、また経営の一部としてステークホルダーとの対話にも活用が可能となる。
- ②健康経営とは経営スタイルの一つの在り方であり、健康投資はその中における投資活動であるため、健康経営も健康投資も各企業等が自主性、積極性および柔軟性を持って行うことが基本となる。
- ③健康投資管理会計をステークホルダーとの対話に活用する際には、対話する相手によって求められる内容や対話の方法も異なってくる。
- ④健康投資管理会計は、基本的に内部管理として活用するものであるが、外部報告を目的とした財務会計のような標準化されたルールも定められている。
④健康投資管理会計は、基本的に内部管理として活用するものであり、外部報告を目的とした財務会計のような標準化されたルールは定められていない。
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企業や組織で働く従業員の健康関連総コストの記述のうち、最も適切なものを1つだけ選びなさい。
- ①一般に従業員の健康関連総コストの中では、「アブセンティーイズム」が最大のコスト要因となっている。
- ②「プレゼンティーイズム」とは、従業員が出勤・欠勤を問わず、何らかの健康問題によって業務の能率が落ちている状況をいう。
- ③「アブセンティーイズム」の要因には、メンタルヘルス、アレルギーや偏頭痛、生活習慣病等による業務能率の低下が挙げられる。
- ④若い世代や女性は病気で休むことは少ない一方で、「プレゼンティーイズム」による損失割合が高い傾向にある。
④①一般に従業員の健康関連総コストの中では、「プレゼンティーイズム」が最大のコスト要因となっている。②「プレゼンティーイムズ」は「出勤はしているものの体調が優れず、生産性が低下している状態」のことをいう。そのため、「出勤・欠勤を問わず」という記述は誤りである。③「アブセンティーイズム」ではなく、「プレゼンティーイズム」の説明である。
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労働安全衛生法に関する記述のうち、最も適切なものを1つだけ選びなさい。
- ①事業者は、健康診断の項目に異常の所見有りと診断された労働者に対して、健康診断の結果を通知しなければならない。
- ②事業者は、健康診断の結果、特に健康の保持に努める必要があると認める労働者に対し、医師または保健師による保健指導を行うように努めなければならない。
- ③事業者は、労働者を雇い入れたとき、管理監督者に昇格したとき、危険または有害な業務につかせるときは、労働者に対してその従事する業務に関する安全または衛生のための教育を行わなければならない。
- ④常時50人以上の労働者を使用する事業場では、産業医を選任しなければならないが、例外として、医療業では産業医を選任しなくてもよい。
②①事業者は受診者全員に所見の有無にかかわらず健康診断の結果を通知しなければならない。③事業者は、労働者を雇い入れたとき、労働者の作業内容を変更したとき、危険または有害な業務につかせるときは、労働者に対してその従事する業務に関する安全または衛生のための教育を行わなければならない。④業種にかかわらず常時50人以上の労働者を使用する事業場は産業医を選任する必要がある。
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健康経営の推進に関する記述のうち、最も適切なものを1つだけ選びなさい。
- ①健康経営の推進にあたっては、取り組む従業員のボトムアップが何より重要であり、トップのリーダーシップはあまり影響を及ぼさない。
- ②健康経営の取り組みを推進する企業・組織は、医療保険者と目的や目標が異なるので、それぞれ独自に健康経営の推進にあたることが効果的である。
- ③健康経営を取り組むにあたって、スタート時は綿密な計画を練って大きな成果を目指す必要がある。
- ④健康経営を推進する組織づくりにおいて、産業医や保健師等の外部の人材活用も有効である。
④①トップのリーダーシップは重要である。②企業と保険者の連携(コラボヘルス)は重要となる。③スタート時は、綿密な計画を練って大きな成果を目指すよりは、できることから始めることが望ましい。
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ヘルスリテラシーに関する記述のうち、最も不適切なものを1つだけ選びなさい。
- ①ヘルスリテラシーとは、「自分や周囲の人々の良好な健康状態の維持増進のために必要となる情報やサービスにアクセスし、理解し、評価し、活用できるようにする知識や能力」のことである。
- ②従業員のヘルスリテラシーが低いことは、個人の健康だけではなく、職場や会社の健康や生産性に影響を与える。
- ③ヘルスリテラシーが不十分な人の傾向の1つとして、「長期間または慢性的な病気を管理しにくい」などがあげられる。
- ④批判的ヘルスリテラシーとは、「健康や医療に関して、さまざまな形のコミュニケーションによって情報を入手したり価値を引き出したりして、新しい情報を適用できる能力」のことである。
④「批判的ヘルスリテラシー」とは、「健康や医療の情報を批判的に分析し、日常の事象や状況をより広範にコントロールするために活用できる能力」のことである。選択肢は「相互作用的ヘルスリテラシー」の説明である。
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病気の治療と仕事の両立支援に関するA~Dの記述のうち、正しい組み合わせを①~④から1つだけ選びなさい。
- A.労働安全衛生法では、事業者は、「心臓、腎臓、肺等の疾病で労働のために病勢が著しく増悪するおそれのあるものにかかった者」に対して、就業上の措置(就業場所の変更、作業の転換、労働時間の短縮等)を行うことを求められている。
- B.合理的配慮とは、障害者と障害者でない人の均等な待遇の確保、または障害者の能力の有効な発揮の支障となっている事情を改善するための措置のことであり、法律では事業者は、障害者への合理的配慮を提供することを求められている。
- C.両立支援は、病気の種類によらず、画一的な支援策を講じることが有効とされている。
- D.病気の治療と仕事の両立支援を進めるうえでは、従業員本人を中心に上司・同僚、人事労務担当者、主治医、産業医などの関係者が連携して、合意形成することが大切である。
- ①AとB
- ②BとD
- ③CとD
- ④AとCとD
②A 事業者は「心臓、腎臓、肺等の疾病で労働のために病勢が著しく増悪するおそれのあるものにかかった者」に対して、就業を禁止することを求められている。C 同じ病気であっても、一人ひとりの病気の程度も仕事の内容も違うので、それぞれの状態をよく知り、それに応じた柔軟な対応策を考えることが必要である。
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メンタルヘルス対策に関する記述のうち、適切なものを全て選びなさい。
- ①従業員を教育することでストレスマネジメントの向上を図ることは「一次予防」にあたる。
- ②ラインによるケアとは、産業医などの事業場内産業保健スタッフが、労働者および管理監督者を支援するとともに、事業場のメンタルヘルス対策を立案・推進することである。
- ③メンタルヘルス不調者への対応時には、相手の話を聴くことよりも的確なアドバイスをすることが求められる。
- ④労働者50人未満の事業場は、産業保健総合支援センターの地域窓口(地域産業保健センター)にメンタルヘルス不調者の対応について無料で相談をすることができる。
①④②「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」の説明である。「ラインによるケア」とは、管理監督者が職場環境の改善、労働者からの相談対応、職場復帰における支援などを行うことである。③メンタルヘルス不調者への対応時には、相手の話を丁寧に聴くように努め、聴き役に徹することが本音を引き出すうえで重要となる。
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健康経営を実践する5つのステップについて、(A)~(C)に入る語句の組み合わせのうち、最も適切なものを1つだけ選びなさい。
- STEP1 健康宣言
- STEP2 (A)
- STEP3 (B)
- STEP4 (C)
- STEP5 健康づくりの効果検証・改善
- ①A:組織体制の整備 B:健康課題等の把握 C:計画策定・健康づくりの推進
- ②A:健康課題等の把握 B:計画策定・健康づくりの推進 C:組織体制の整備
- ③A:組織体制の整備 B:計画策定・健康づくりの推進 C:健康課題等の把握
- ④A:健康課題等の把握 B:組織体制の整備 C:計画策定・健康づくりの推進
① -
次の文中の(A)~(C)に入る語句の組み合わせのうち、最も適切なものを1つだけ選びなさい。
- コーチングを実践するためには、相手との間での信頼関係の構築が欠かせない。限られた時間の中でヒアリングを行って、相手の本音を引き出すためには、早い段階での信頼関係の構築が必要となる。この信頼関係の構築には「(A)」の形成が重要となる。この(A)を形成するためのテクニックとしては、「ミラーリング」(相手の身振りや動作を真似る方法)、「(B)」(相手の話し方、状態、呼吸などのペースを合わせる方法)、「(C)」(相手が話した内容を繰り返し反復する方法)の3つの代表例がある。
- ①A:ラポール B:リフレ―ミング C:アンカリング
- ②A:リレーションシップ B:リフレーミング C:バックトラッキング
- ③A:ラポール B:ペーシング C:バックトラッキング
- ④A:リレーションシップ B:キャリブレーション C:アンカリング
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