会頭コメント

会頭コメント

麻生新内閣の発足について

2008年9月24日
東京商工会議所

新内閣の発足を歓迎する。要所に実力者を配した手堅い陣容になったと評価したい。
 新内閣の課題は、まずは経済の立て直しである。原油・原材料高、米国発金融危機の実体経済への波及、地域経済の疲弊など難しい課題が山積しているが、内需主導型の経済構造改革に向けて思い切った政策を実行することを期待する。特に経済と雇用・消費を支える中小企業と地域経済の活力を引き出すことに、政策を傾注すべきである。当面、総合経済対策を早期かつ着実に実行するには、麻生新首相のリーダーシップが何よりも重要である。
 いずれ実施される総選挙は政策選択選挙になるが、まずは与党が、当面する課題はもとより、将来に向けた中長期的課題を解決するためのしっかりとした政策を国民に示し、政治に対する国民の信頼を回復すべきである。新内閣には、あらためて国民目線に立った国民本位の政治を実行してもらいたい。

以上