会頭コメント

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野田内閣発足について

2011年9月2日
東京商工会議所

 野田新内閣の下、東日本大震災からの復旧・復興、日本経済の再生に向けて力強く前進することを大いに期待する。
 野田総理を中心に政治的リーダシップを発揮するとともに、野党との協力関係を築き、政策のスピードと実行力を高めることにより、国民や企業の将来不安の払拭に大きく踏み出していただきたい。

 課題は山積している。第一に、震災からの復旧・復興を図るべく、緊急時の行政システムに早急に改め、被災地への復興庁の設置、復興特区や自由度の高い一括交付金の創設などを進めてもらいたい。また、原発事故の収束とともに、除染をはじめとする福島の再生に全力で取り組んでほしい。
 第二に、エネルギー政策や経済連携協定などを含め、成長戦略を積極果敢に推進し、復興と日本経済の再生に同時並行して取り組むことが重要である。特に、経済成長の源泉である中小企業を軸にした成長戦略を具体化してもらいたい。
 第三に、持続的な成長を実現する経済基盤を構築すべく、社会保障と税の一体改革を着実に進めなければならない。
 第四に、昨今の円高により中小企業は極めて厳しい状況にあり、行き過ぎた円高の是正はもとより、中小企業支援に積極的な手を打ってもらいたい。
 併せて、これらの政策を速やかに進めるために、早期に大規模かつ大胆な第三次補正予算を編成し、執行することを望みたい。

 野田総理が掲げる政策の方向性は、我々も共感することが多く大変心強い。日本商工会議所としても、震災からの復興を果たし、日本経済のさらなる成長に向けて全力を傾注し、新政権に協力してまいりたい。

以上