会頭コメント

会頭コメント

2020年オリンピック・パラリンピック競技大会開催都市決定について

2013年9月8日
東京商工会議所

 念願であった2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の東京招致が実現し、感激の極みである。同時に、共に招致を競ったマドリード、イスタンブールに心から敬意を表したい。
 東京はコンパクトな会場配置や大会開催能力の高さが評価されたことに加え、約2年にわたり政財界・スポーツ界が一体となった「オールジャパン体制」で招致活動を推進し、支持率も飛躍的に上昇するなど全国的な支持を得たことが、招致実現に繋がったものと感じている。そして、安倍総理をはじめとする代表団の熱のこもったプレゼンテーションも、IOC評価委員の心を捉えたものと思う。
 今回の招致にあたり、日本商工会議所では、全国514商工会議所の総意として招致決議を採択し、東京商工会議所でも特別委員会を設置し、関係機関と連携を密に取りながら組織を挙げて活動を展開してきたが、その成果が結実したことを、この上なく喜ばしく思う。
 2020年大会が、日本が再び輝きを取り戻し、新たな繁栄を実現するための象徴的な事業になることを期待する。官民一体となり震災復興・福島再生と経済の持続的な発展に向けて邁進し、大震災を克服し経済再生を果たした日本の姿を世界に示したい。
 そして、世界中の子供や若者に夢を与え、人々に勇気と感動をもたらす、記憶に残る素晴らしい大会となるように、商工会議所は引き続き組織を挙げて尽力していく所存である。

以上