会頭コメント

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3月の日銀短観について

2001年4月2日
東京商工会議所

 今回の日銀短観も、景気が明かに減速し、日本経済がデフレに直面していることをあらためて証明するものと言える。当面の円安は輸出産業には追い風だが、全体として業況判断指数は大幅に悪化し、先行き予測もマイナスに転じている。個人消費の低迷を背景に新たな設備投資にも慎重にならざるを得ず、企業マインドは完全に冷え込んでいる。
 金融緩和が実施されたが、経済を建て直すには金融政策だけではもとより力不足である。まず本年度予算を可能な限り前倒し執行することが求められる。同時に、先に与党がまとめた緊急経済対策を、政府として至急肉付けし、実効性ある対策として果敢に実行してもらいたい。
 一方、中長期的にみて日本経済を再生するためには構造改革を大胆にすすめなければならない。そのためには、政治の安定が何よりも重要なので、現在の政治の混迷に早く決着をつけてもらいたい。

以上