「宿泊税の見直し(素案)」に対する意見の提出について
東京商工会議所
地域振興部
東京商工会議所(小林健会頭)のトラベル&ツーリズム委員会(委員長:田川 博己 特別顧問・(株)JTB相談役、清水 新一郎 議員・日本航空(株)副会長)は、東京都が実施した「宿泊税の見直し(素案)」に対する意見募集(パブリックコメント)に対し、意見を提出いたしました。
東京都の宿泊税は2002年に導入以来、20年以上にわたり据え置かれてきましたが、今般、都より観光施策の財源確保を目的とした見直し素案が公表されました。今回の素案には、課税対象をこれまでの旅館・ホテルに加えて民泊や簡易宿所へも拡大することや、現行の定額制から宿泊料金の3%を徴収する「定率制」への移行などが盛り込まれています。
これを受け、当委員会では事業者の事務負担増、システム改修等のコスト発生、および需要動向への影響などを懸念し、事業者に対する最大限の配慮と十分な支援を求める意見を取りまとめました。
今後も当委員会では、事業者にとって円滑な事業継続、ならびに都内観光の持続的な発展に向けた環境整備のため、継続的な働きかけを行ってまいります。
【意見の概要】
1.使途の在り方と透明性確保
・都内観光の持続的な発展と東京の国際競争力向上のため、事業者・旅行者・住民の共存共栄に配慮
・決定プロセス・成果の公表、および次期施策へ反映する仕組みの整備
・過去の宿泊税の使途と成果の公表
2.コスト増・負担増への十分な支援
・制度変更に伴う費用支援(会計システム等の抜本的な改修・設備投資、人件費等)
・徴収実務の負担増への支援:
‣ OTA(オンライン・トラベル・エージェント)経由予約の増加に伴う、現地での税額計算・徴収作業の増大への支援
‣ 宿泊税額の増加に伴う、クレジットカード決済時の支払い手数料増への支援
3.事務負担の軽減と十分な準備期間の確保
・申告納入手続きの簡素化:納入頻度の低減・納入電子化などの具体策を早期に提示
・制度移行スケジュール・運用を早期提示し、事業者の準備期間を確保
東京商工会議所
地域振興部
担当 観光・流通サービス担当
TEL 03-3283-7658
