政府系金融機関改革の基本方針について
東京商工会議所
はじめに統廃合ありきという方針で、やや拙速な議論がすすめられてきたことを危惧していたが、借り手の立場に立って、政策金融機関としてなお果たすべき機能を効果的に発揮できる組織形態を維持すべきと主張してきた商工会議所としては、大変残念な結果である。
いずれにしても、中小企業関係3機関の統合・民営化によって、これまで3機関が各々担ってきた中小企業に対するサービスや機能が実質的に低下しないよう、最も効果的かつ効率的な枠組みを構築してほしい。 中小企業や地域経済は未だ景気回復とは言い難く、今後政府・与党はこうした実情を踏まえ、借り手の意見を十分聞きながら、具体的な詰めを行ってほしい。