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2024年新卒者の採用、インターンシップに関する調査について

2023年6月1日
東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター

~売り手市場により、「採用・選考活動の終了予定時期を見通せない」企業が増加。
大学生等のインターンシップの取扱いの変更に係る認知度は40.1%と半分に満たず~

東京商工会議所(小林健会頭)は、当所が主催した「会員企業と学校法人との就職情報交換会(※)」に参加した企業258社、学校法人(大学・専門学校等)83校を対象に、2024年新卒者の採用・選考活動やインターンシップの動向を把握するために標記調査を実施し、結果を取りまとめました。(詳細は別添ご参照)
集計結果は、各企業における新卒者の採用・選考活動の参考にしていただくとともに、当所が実施する新卒採用支援事業の企画運営に活かしてまいります。

※新卒者や既卒者(卒業・修了後3年以内等)の採用を検討している会員企業と会員学校法人(大学・専門学校等)の就職支援担当者が一堂に会する情報交換会。年に3回程度実施し、毎回200を超える中堅・中小企業と、80程度の学校法人が参加、採用やインターンシップ等について直接情報交換を行う。

【 調査結果のポイント 】

○ 2024年新卒者の採用・選考活動の終了予定時期、採用計画人数[2~3ページ]
・採用・選考活動の終了予定時期を「2023年9月まで」と回答した企業の割合は30.0%であり、昨年春に実施した調査と比べて17.5ポイント減少した。一方、「未定、分からない」と回答した企業の割合が19.4%を占めている。
・「2023年新卒者の採用人数」と比較した「2024年新卒者の採用計画人数」について、「増やす」と回答した企業の割合は36.7%であり、「減らす」と回答した企業は僅かであることから、企業の新卒採用意欲は旺盛であることがうかがえる。

○ 新卒者の採用・選考活動における課題[4ページ]
・「希望者が集まらない(69.6%)」、「求める人材からの応募がない(54.4%)」を挙げる企業が多い。
・「内々定・内定後の辞退が多い(33.3%)」、「選考中の辞退が多い(31.6%)」を挙げる企業がともに3割に達している。
・97.9%の企業は、新卒者の採用・選考活動において何らかの課題を抱えている。

○ 大学生等のインターンシップの取扱いの変更に係る認知度[5ページ]
・「学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組の4つの類型」について、各類型の名称と内容の認知度を尋ねたところ、「名称・内容ともに知っている」と回答した企業の割合は40.1%と半数に達しなかった

以上

【調査概要】
(1)調査期間:2023年4月21日~5月11日
(2)調査対象:「会員企業と学校法人との就職情報交換会」(4月21日開催)の参加企業258社、参加学校法人(大学・専門学校等)83校
(3)回答数:237社(回答率91.9%)、83校(回答率100%)
(4)調査方法:Webアンケートシステム

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター
担当 吉野・田代・廣木
TEL 03-3283-7640
FAX 03-3287-0308