各種調査

各種調査 イメージ画像

2023年新卒者の採用・選考活動動向に関する調査について

2023年3月27日
東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター

~計画以上の内定者数を確保している企業は14.6%にとどまり多くの企業が新卒採用に苦戦、
 24.1%の企業が新卒者採用を増やす意向で、企業の新卒採用意欲は引き続き旺盛~

東京商工会議所(小林健会頭)は、当所が主催した「会員企業と学校法人との就職情報交換会(※)」に参加した企業243社を対象に、2023年新卒者の採用や選考活動の動向に関する調査を実施し、結果を取りまとめました。(詳細は下記PDFをご参照ください)
集計結果は、各企業における新卒者の採用・選考活動の参考にしていただくとともに、当所が実施する新卒採用支援事業の企画運営に活かしてまいります。

※新卒者や既卒者(卒業・修了後3年以内等)の採用を検討している会員企業と会員学校法人(大学・専門学校等)の就職支援担当者が一堂に会する情報交換会。年に3回程度実施し、毎回200を超える中堅・中小企業と、80程度の学校法人が参加、採用やインターンシップ等について直接情報交換を行う。

【 調査結果のポイント 】

○2023年新卒者の採用計画人数に対する充足率、採用・選考活動の終了時期 2~3ページ
・計画以上の内定者数を確保している企業は14.6%にとどまる。充足率が50%未満の企業が3割強(33.0%)を占めている。
・また、2023年新卒者の採用・選考活動について、本年1月以降も実施している企業が約6割(58.7%)に達することから、「売り手市場」により企業が新卒採用に苦戦している様子がうかがえる。

○選考応募者の募集に用いた手段・有効だった手段、今後注力したい手段 4~5ページ
・選考応募者の募集に用いた手段、そのうち募集に効果があった・有効だった手段は、「就職情報サイト、就職情報誌」、「学校への求人票提出、学校からの紹介」、「学校が主催する合同会社説明会」がいずれも上位となった。
・今後注力したい手段としては、「インターンシップ、職場体験」を挙げる企業が51.0%と多かった。これは、2025年3月に卒業・修了する学生が2023年度に参加するインターンシップから、一定の基準を満たしたインターンシップで得られた学生情報について、企業は広報活動や採用選考活動に使用できることが影響していると推測される。

○内定辞退者の有無 6ページ
・内定・内々定の辞退者がいると回答した企業の割合は、7割強(72.3%)に達する。

○2024年新卒者の採用計画人数 8ページ
・2023年新卒者の採用計画人数と比較して「増やす」と回答した企業が2割強(24.1%)あり、「減らす」と回答した企業は僅かであることから、企業の新卒採用意欲は引き続き旺盛であることがうかがえる。

以上

【調査概要】
(1)調査期間:2023年1月27日~2月8日
(2)調査対象:「会員企業と学校法人との就職情報交換会」(1月27日開催)の参加企業243社
(3)回答数:221社(回答率90.9%)
(4)調査方法:Webアンケートシステム

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
人材・能力開発部 人材支援センター
担当 向山・菅原・吉田
TEL 03-3283-7640
FAX 03-3287-0308