政策提言・要望

政策提言・要望

「東京の観光振興とわが国の国際観光における競争力向上について」

2010年4月8日
東京商工会議所

 東京商工会議所(岡村正会頭)は、本日開催の第614回常議員会で、観光委員会(委員長:林有厚・東京ドーム会長)がとりまとめた標記要望を決議した。今後、国土交通省をはじめ政府に対して決議内容の実現を働きかける。本要望は日本の玄関口である東京をはじめ首都圏の観光に効果的な投資を行うことにより、わが国の国際観光における競争力向上への波及効果を求めている。具体的な要望項目は以下のとおり。

提言要望

「東京の観光(日本観光のゲートウェイ)」:本年10月の羽田空港の国際化に向け、深夜・早朝便に対応した交通アクセスの整備と宿泊施設・サービスの充実に加え、単なる空港機能にとどまらず商業施設などの都市機能を併せ持つ空港の整備を要望している。また、主要ターミナル駅など訪日外国人にとって利便性の高い場所への観光案内所の設置のほか、海外クレジットカードが利用できるATMの拡大等を求めている。

「東京の魅力向上」:ハード、ソフトの両側面から東京の魅力を向上させるべく、国際展示施設の拡充や東京のウォーターフロント整備の促進を求めると同時に、幅広いアートを取り込む文化都市としての環境整備等を要望している。

「日本の観光インフラの整備」:訪日外国人の潜在的需要を積極的に取り込むため、医療ビザ制度の導入や、中国人向け個人観光ビザの規制緩和を求めるほか、より効果的なプロモーション活動の実現に向け、外国人旅行者の詳細なトレンドを把握するための調査の実施および結果の公表等を要望している。

「その他」:観光立国を推進する上で限られた資源を有効活用するため、観光庁と内閣官房による強力なリーダーシップの発揮を求めている。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 鳥光・村松
TEL 03-3283-7736