政策提言・要望

政策提言・要望

「東京都の観光政策に関する要望」について

2010年7月8日
東京商工会議所

 東京商工会議所(岡村正会頭)は、本日開催の第617回常議員会で、観光委員会(委員長:林有厚・東京ドーム会長)がとりまとめた標記要望を決議した。今後、東京都に対して決議内容の実現を働きかける。本要望では主に、10月に迫った羽田空港の国際定期便就航に合わせて日本の玄関口である東京のホスピタリティを向上させ、東京の魅力を内外に発信することにより観光立国の実現化を目指すものである。具体的な要望項目は以下のとおり。

提言要望

 「訪日外国人観光客の受入体制の整備」では、訪日外国人にとって快適な東京滞在を実現するため、現在都内3カ所にある観光情報センターの増設(主要ターミナル駅等)や機能の向上、羽田空港の国際定期便就航への対応を求めるほか、MICE(※)誘致における競争力強化を目指すため、MICE施設の整備やレセプション会場の多様化などを求めている。
※Meeting(企業等の会議)、Incentive Travel(報酬・研修旅行)、Convention(国際機関・団体、学会等が行う国際会議)、Event/Exhibition(イベント、展示会・見本市)の頭文字のこと

 「都市型観光の充実」では、東京ならではの魅力を活かした観光メニューの開発や、飲食店等の外国人受入環境の整備、多様なエンタテインメントを楽しむことのできる施設の整備のほか、多様なニーズに即した観光関連産業における人材の養成などを要望している。

 「情報発信とプロモーションの強化」では、海外への効果的なPRを念頭に、ブログやツイッターを活用したプロモーションの展開や、羽田空港の国際定期便就航を鑑み、飛行機の乗り継ぎ時間で東京の魅力を体感できるツアー実施の検討などを訴えている。

 「東京商工会議所の活動」では、訪日外国人の利便性向上や誘致促進のために、現在検討を進めている、民間事業者の連携による事業モデルの事業化に向けた実証実験や事業構築への支援を求めている。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
地域振興部
担当 鳥光・村松
TEL 03-3283-7736