会頭コメント

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10-12月期GDPについて

2002年3月8日
東京商工会議所

 3四半期連続のマイナス成長となったことを深刻に受け止めている。個人消費は年末需要などでやや持ち直したものの、設備投資の大幅な落ち込み、輸出の低迷など、景気の実態は数字よりも悪いというのが実感である。米同時テロやBSE(狂牛病)の影響を割り引いても、実体経済には改善の兆しすら見られない。
 政府もこうした実態を認識し、先にデフレ対策を打ち出したが、至急具体化するとともに、日銀と協調しながら、後手に回ることのないよう機動的な経済運営を期してもらいたい。不良債権の処理も急がなければならないが、デフレの根本原因は需要不足にあるので、まず第2次補正予算を即時執行するとともに、来年度予算の前倒し執行の準備にとりかかるべきである。しかし、それだけではデフレの克服には不十分と思われるので、現在政府・与党で検討されている減税や、必要な追加的財政支出についても、時期を失せず早急にアナウンスされることを強く期待する。

以上