衆議院議員選挙結果について
東京商工会議所
本日の衆議院議員選挙で、与党が過半数を大きく上回る議席を獲得することとなった。今回の結果は、安倍政権の経済再生に向けた取り組みや外交等の実績に対する評価と、今後の堅実な政策の遂行への国民の期待を反映したものと受け止めている。
現在、わが国経済の最大の課題は潜在成長率を高めるためのサプライサイド政策の推進である。政権与党には国民の負託に応え、まずは成長の隘路になっている人手不足の克服と生産性向上の実現に尽力いただくとともに、構造改革の実行による足腰の強い経済基盤の構築を期待する。
同時に、国民や企業に漂う将来不安の払拭に向けて、一部の人には痛みを伴う政策でも、丁寧な説明とオープンな議論によりコンセンサスを得て、社会保障制度をはじめとした改革を断行するべきである。
商工会議所としても、日本経済の成長に不可欠な地方創生の加速化と中小・中堅企業の活力強化をはじめ、自ら行動するとともに、政府に対し最大限の協力を行う所存である。