会頭コメント

会頭コメント

米国中間選挙結果について

2006年11月8日
東京商工会議所

 上下両院で多数を維持していた共和党が、下院で過半数を割ったことは、政府と議会の間の軋轢が増幅される可能性が高まってきたと思う。フセイン元大統領に対する判決は出たものの、イラク情勢の先行きが依然として不透明なことが共和党敗北の原因であり、ブッシュ大統領は今後難しい議会対応を強いられることになろう。 いずれにしても、米国での政局の変化が世界全体に影響を及ぼすことは必至である。わが国としても、米国の政治、社会、経済状況をよく注視して、経済や外交など日本の現状に大きな変化がないように万全の対応をすべきである。

以上