本日、石破内閣総理大臣が辞任を表明された。

　わが国経済は成長型経済への移行に向けたまさに正念場にある。足元の物価高や米国関税措置に伴うサプライチェーン問題に直面する中小企業への支援は待ったなしであり、切れ目ない政策の実行が不可欠である。加えて、外交・経済安全保障、ＧＸ・ＤＸによる産業構造改革、全世代型社会保障の構築など、中長期の課題も山積している。政治の空白は一刻たりとも許されず、経済活動の予見可能性を高めるためにも、政治の安定が強く求められる。

　国会におかれては、この政治空白を一日も早く収束させるべく、各政党が責任ある議論を通じて速やかに次期内閣総理大臣を選出し、国民の負託に応え得る新体制を構築していただくことを強く期待する。

　商工会議所としては、中小企業をはじめとする産業界の声を的確に届けるとともに、わが国の成長戦略実現に向けて全力で取り組んでいく所存である。