ENFOURNER(アンフルネ)
店主 瀧島 賢さん
西武有楽町線 新桜台駅から徒歩1分、栄町本通りから路地に入った場所にある赤いひさしの一軒家が「ENFOURNER(アンフルネ)」。店主の瀧島 賢さんと奥様の優希さんの二人で営むカフェ・ビストロです。
お店の中へ入ると、アンティーク調の落ち着いた空間に思わずうっとり、「かわいい…」とため息がこぼれます。入ってすぐ左手がキッチン&レジカウンター。ここで注文を済ませて客席へ。シックな古材の家具が配置され、揃えられた調度品の数々…。物語の世界に入りこんだような、非日常感に浸れます。
路地裏にある赤いひさしの一軒家
自然光が差し込む2階フロア
「日常を忘れて自分だけの時間を過ごしてほしい」という思いで、すべての席がスタッフから見えない造りになっています。
こだわりの食器に丁寧に盛り付けられた、目にもおいしいお食事やデザート。人気の「骨付き鶏もも肉のコンフィ」は、ほろほろ柔らかくジューシーです。別皿に盛りつけられた人参ラぺやトマトジュレなどの副菜にも、繊細な仕事を感じます。
ランチ 「骨付き鶏もも肉のコンフィセット」。
乙女心くすぐる、固めのプリンは必食!
お声がけを極力控える代わりに、
感謝を伝えるサービスも!
瀧島さんはフレンチ料理店・カフェなどで勤めたのち、独身時代に2008年大塚で独立開業しました。その後、優希さんと結婚し二人で営業するようになり、2018年に地元桜台に移転、ENFOURNERをオープンしました。
個性的かつセンスあふれる内装は、すべてご夫婦で選んだもの。共通の趣味が「かわいいもの」、感度が一致するお二人は気に入ったものを取り入れて、アレンジを楽しんでいるそうです。
現在、営業時間を短くしているのはコロナの影響もありますが、二人の子育てが想像以上に大変だから。時にはおんぶして給仕することもあるそうです。さまざまな課題がありますが、その都度夫婦で話し合いを重ね、お店と家族を守ってきました。
「子育てのため、簡単に外に出かけることができなくなりました。だからこそ、ご来店くださるお客様に、外食を楽しんでもらいたい!という気持ちが強いんです」。隅々まで演出された空間を見ると、大切に育ててきたお店であることが伝わってきます。
ウォーターサーバーや下げ台などのスペースも無機質に
ならないように演出。まるで小さなテーマパークのよう
コロナの影響で客数が減り「お店の個性・来店する動機づけ」が今まで以上に必要だと瀧島さんは感じたそうです。
「客数や売上は顕著に減りましたが、デリバリーやテイクアウトは当店の場合は続かないと思いました。コロナの影響が出始めた2020年は、いろんな事が変わり始めた時期だと思います。長期戦と捉えて努力の3年間でした」
感染対策のため、席数を減らし、対面しないようにレイアウト替えをしました。不特定多数の接触を避けるため、入口を施錠しチャイムを押して入店していただくスタイルにしました。
もともとプライベートな空間を大切にしていたので、これらの対策はうまく馴染みました。壁に向かう席は、より自分だけの時間に没頭できそう。横並びのソファー席は、ゆったりと落ち着いた時間を過ごせそう。入口のチャイムもなんだか隠れ家に招待してもらうみたい! 感染対策もお店のワクワク感を高めるのに一役買っています。
壁向かいのソファ席。くつろぎの時間を
パーテーションの枠も、
お店の雰囲気を壊さないようにシックなカラーに
「2023年春からは、もしかしたら営業時間を延長できるかも…そんな見通しが立ってきました。夫婦で営業しているので、育児とのバランスを考えて、開店を早めてブランチをやりたいと考えています」
自家製クロワッサンやハーブティーを構想中とのこと。ENFOURNERのブランチで優雅なお休みを過ごしたい…そう夢想せずにはいられませんでした!
構想中のハーブティー「ストロベリー&ローズ」
東京都練馬区栄町20-5(西武有楽町線 新桜台駅2番出口から徒歩1分)
ホームページ(ご予約):https://coubic.com/enfourner
Instagram:https://www.instagram.com/bistro.enfourner/
営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00)/18:00~21:00(2名様〜・予約制) ※3日前まで
定休日:火曜・隔週月曜 ※12歳以下のご入店不可(ご来店前にホームページで入店案内を要確認)