としまイノベーションプランコンテスト

ニュービジネスプラン部門　審査委員会特別賞

特定非営利活動法人Mother's Tree Japan　坪野谷　雅之

＜受賞プラン＞
“外国人居住者の出産前後の安心安全な「としまモデル」の構築”

プランの概要

　日本の国際化の進展と外国人就労開放に伴い、年々日本に居住する外国人が増加していますが、特に都区内でも豊島区は外国人居住者の比率が高い状況にあります。このNPO法人は、喫緊な社会課題である、言葉や文化の壁を越えて、出産前後の精神的・身体的不安を抱える外国人居住者に寄り添う相談と子育てや育児の相談、そしてその親子のコミュニティ参加促進の相談事業を行い、国際都市に相応しい極めて先駆的な外国人が楽しく共生する住みよい『としまモデル』を構築します。

事業の将来目標

　豊島区に居住する外国人女性を対象とする喫緊な取り組みであり、当面はコロナ禍で本来の対面相談やワークショップ等の開催は自粛せざるを得ませんが、諸団体と連携した「母語による母親学級」やリアルだけではなく、スマホを利用した気楽に相談できる相談サービス「バディ」、地域の子育てスポットや公共機関を紹介するバーチャルとしま散歩の番組作成、日本人ママとの多文化子育て交流などをメインにした『としまモデル』をベースに、順次首都圏各方面にもこの事業を展開します。

地域との連携について

　理事長が15年に亙り立教セカンドステージ大学（RSSC）での社会貢献活動を通じて培ってきた豊島区内地域ネットワーク、豊島区役所関係部署や諸団体との連携、更には、立教大学国際センターを通じた留学生の協力とRSSC社会貢献活動サポートセンター登録研究会の応援でこの目的を遂行します。