中小企業のための　ダイバーシティ推進ガイドブック ～人材と働き方の多様化による組織力の強化～

わが国は、少子高齢化にともない、労働力人口が減少するという構造的な問題に直面しています。このことは、大企業に比べ人材の確保がより困難な中小企業においては、とりわけ深刻な経営課題となります。
この課題の解決にあたり、ひとつの有効なアプローチとして、多様な人材の活用（＝ダイバーシティ・マネジメント）が注目されています。
そこで、当所産業人材育成委員会は、“中小企業における人材と働き方の多様化による組織力の強化”をテーマとし、ガイドブックを作成いたしました。中小企業に対し、ダイバーシティの推進を通した組織変革の必要性を理解いただくとともに、ダイバーシティ推進におけるキーポイントをお伝えすることを目的としています。
当然のことですが、ダイバーシティとは、ただ多様な人材を雇用すればよいというものではありません。“働く意思と資質がありながら、それを発揮していない人”に対し、イキイキと働ける環境を整えることが重要なポイントです。そして、こうした環境を整備することが、ひいては企業の組織力を強め、生産性を向上させることにもつながっていきます。本書にはこうした企業事例も多く掲載しています。

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