東商の活動
【練馬支部】「都立練馬工科高等学校と練馬支部役員の意見交換会」を開催しました
東京商工会議所
練馬支部
東京商工会議所練馬支部(会長=井口薫・井口機工製作所会長)は11月14日(金)、東京都立練馬工科高等学校で「都立練馬工科高等学校と練馬支部役員の意見交換会」を開催しました。練馬支部は、地元企業への就職志向が高い工科高校生と事業者のマッチング強化に向け、同校のインターンシップ支援やビジネスマナー講習会などを通じ、地域経済団体として事業者の「人手不足」の解決に取り組んでいます。本意見交換会はその取り組みの一環として、練馬支部役員と都立練馬工科高等学校の教諭が、中小企業の高校生採用や定着、活躍に向け、現状の課題と必要な取り組みについて討議するものです。
討議には、練馬支部の役員4名と都立練馬工科高校の校長、進路指導主任、教育庁の職員2名が参加。「高校生が志を持って就職し、地元で活躍し続けるためには」をテーマに議論しました。練馬工科高校進路指導主任の小澤誠志氏は「生徒は就職先を選定する際、保護者の意見も大いに参考にしている。進路指導の教諭は、生徒とともに保護者にも求人票では知りえないような情報を広く発信していく必要がある」と、直近の動向を踏まえた意見を述べました。練馬支部役員の中田信也氏は「生徒は職業観が醸成されないまま就職すると、想定していた仕事と現実とのギャップに戸惑い、離職につながる。事業者が生徒の社会人意識の醸成に資する取り組みを支援することが望ましい」と課題への対策を提案しました。
最後に井口会長は「高校生採用と即戦力人材採用は違う。高校生が志を持つためには、事業者が時間をかけてしっかりと育て上げることが大切。我々事業者は、大事な高校生を預かるという意識を持ち、社会奉仕の側面からも地域発展のために人間形成をする使命があることを忘れてはいけない」と、事業者の意識について力強く語りました。
練馬支部は今後、産学双方から挙げられた課題に対応し、施策を推進していきます。
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練馬支部
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