区の特色

「練馬区商工業振興計画」の策定と、具体的な産業振興施策の実施

練馬区は、約20,000（団体等公的機関を除く）の事業所が活動し、アニメ制作業者の集積地区、都市型農業の先進地区、約70万人の人口を抱える住宅地区という特色を持ち合わせる。
練馬区では、「練馬区のめざす10年後の姿」を定めた新しい基本構想と長期計画を策定し、平成23年度～26年度の具体的施策を「商工業振興計画」としてとりまとめている。
　「まちの魅力を活かし、みどりとの調和を図りながら、変化に対応したにぎわいのある産業活動を区民とともに推進する」ことを基本的方向に掲げ、「農業振興計画」「観光事業プラン」「地域共存型アニメ産業集積活性化計画」等の諸計画のもと、地産地消の支援、観光事業の推進、アニメ産業の育成強化、地球温暖化対策等が行なわれている。

フランス「アヌシー国際アニメ映画祭」に訪問団を派遣するなど、今後のビジネス展開に期待

　日本のアニメ発祥の地である練馬区は、アニメ関係会社全国600社の内の約90社が活動する日本一の集積地である。練馬区が策定した「練馬区地域共存型アニメ産業集積活性化計画」では、「練馬区が、日本の有力産業の一つであるアニメ制作の中核都市となること」「国際的アニメビジネスの展開」「アニメ産業の波及効果による商店街や地元産業の活性化と観光振興」を掲げている。
　東商練馬支部では平成15年からアニメ産業振興を支援しており、現在は練馬区の支援のもと「練馬アニメーション協議会」が中心となって「練馬アニメカーニバル」などを実施している。
練馬アニメーション協議会は世界最大級のアニメ映画祭「アヌシー国際アニメ映画祭」へ訪問団を派遣したり、カナダケベック州映画テレビ協議会と「アニメ産業の発展に協力する覚書」を締結するなど、今後の国際ビジネス展開が期待されている。