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「葛飾区内ものづくり産業の販路開拓等に関するニーズ調査報告書」の発行について

2016年3月31日
東京商工会議所
葛飾支部

東京商工会議所葛飾支部(会長:浅川弘人)は、東京都地域持続化支援事業(活性化事業)として、「葛飾区内ものづくり産業の販路開拓等に関するニーズ調査」を実施し、このたび調査結果がまとまりましたのでお知らせします。当ニーズ調査の結果を踏まえ、東京商工会議所葛飾支部は、平成28年度も継続して、葛飾区内ものづくり産業の販路開拓に取り組んでまいります。

調査の目的

 葛飾区は、城東地域の一画を占める代表的な工業集積地域で、東京都では第4位の製造業事業所数を誇る。特に金属、ゴム、プラスチックなどの生産が盛んである。一方で、工場数は年々減少傾向にあり、特に近年の減少は著しい。区内ものづくり企業が、厳しい経営環境を乗り越え事業を継続していくためには、継続的な販路開拓支援が不可欠であり、区内ものづくり企業の実態、販路開拓等への取り組み状況、支援ニーズを調査し、振興施策の基礎資料とする。

調査結果の主なポイント

・葛飾区内のものづくり企業の将来の事業承継の見通しは、「①事業承継する予定」、「②自分の代で廃業するつもり」、「③まだ決めていない」の3つが、すべて30%前後とほぼ同数である。


・「事業承継ができること」と、「①一定の事業規模」、「②経営者・後継者の若さ」、「③自社ブランドの保有」、「④上向き基調の業績」の4つの項目に相関関係が見られる。


・「販路開拓への取り組み状況」としては、自社ブランドがある事業所は、自社ブランドのない事業所よりも、見本市、自社ホームページ、広報活動の3つの分野で、より多く取り組んでいる。

・自社ブランドは重要であるが、受注生産がメインの事業所では、高品質の部品・高度な技術の提供を強みとしたBtoB取引が売上の大部分である。

・行政や商工会議所の販路開拓支援事業の認知度や利用頻度について、ごく一部の事業所は頻繁に活用しているが、興味関心の低い事業所が大部分であり、利用促進に向けた取り組みが必要である。

・有効発送数 4,321件
・有効回収数  188件
・有効回収率  4.35%

報告書の表紙

報告書の表紙

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
葛飾支部
TEL 03-3838-5656
FAX 03-3838-5657