東京商工会議所葛飾支部（浅川弘人会長・(株)浅川製作所会長）と葛飾区（青木克德区長）は、第17回葛飾ブランド「葛飾町工場物語」の認定製品を下記のとおり決定しましたので、お知らせします。
　今回は、国内で唯一の乗り物に特化したブリキの玩具メーカーの製品や、米粒サイズの金属を加工できる、精密な挽物技術（旋盤切削）など、５社の製品・技術を認定いたしました。

　本事業は、葛飾区の町工場から生み出される選りすぐりの製品等（部品、製造にかかわる技術も含む）を“未来を照らす技”葛飾ブランド「葛飾町工場物語」として認定し、製造背景やエピソードを交えたストーリーマンガを発行し、「ものづくりのまち葛飾」を広くPRする地域ブランド発信事業として毎年実施しています。
第17回を迎えた本年は４月より募集を行い、調査員による工場への訪問調査、学識経験者などで構成される認定審査委員会での審査を経て、「技術力」や「信頼性」、「物語性」等の観点で評価を行った結果、自社独自の高い技術を有し、ものづくりに取り組んでいる５社の製品・技術を新たに認定しました。
　認定された企業には、「葛飾町工場物語」のロゴマークの使用が認められ、国際見本市等の「葛飾町工場物語」ブースに無料で出展できるほか、ストーリーマンガや公式ホームページ等で同社製品（および技術）を広く発信します。

　17年間続く本事業ですが、地域としてブランド化し、「葛飾＝良いものを創る職人のいる街」ということを発信し続けてきたことで、葛飾の製品・技術のPRだけではなく、次世代を担う若手経営者の育成や、事業者間のネットワーク構築も図られてきました。
　今回新たに認定を受けた５社には、10月21日（土）にテクノプラザかつしかで開催される区内事業者による産業見本市「第39回葛飾区産業フェア」において、認定証の授与を行います。当日は認定証授与の様子をご取材いただけるほか、受賞企業への個別ヒアリングも可能です。優れた技術をもつ中小企業の生の声をご取材いただける機会となりますのでぜひご取材ください。なおご取材をご希望の場合には事前に担当までご連絡ください。