支部会長挨拶

東京商工会議所墨田支部 会長挨拶

東京商工会議所 墨田支部会長 阿部 貴明

 平成25年7月より墨田支部の会長を務めさせていただいております丸源飲料工業株式会社の阿部貴明でございます。平成28年11月の役員改選において、引き続き会長として、生まれ育てていただいた墨田の地域経済を、皆さんと共に盛り上げて参ることとなりましたので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 今回の役員改選において、経験豊かな先輩経営者には継続的なご活躍をお願いすると同時に、中堅層の経営者、女性経営者により一層の参画をお願いし、さらには次世代を担う若手経営者の自己研鑽のお手伝いと世代間連携による組織基盤強化を図るため、支部内に新たに青年部を設置することといたしました。今まで以上にバランスの取れた支部の組織運営を目論んでまいりますので、役員・評議員はもとより会員の皆様のご理解とご協力、積極的な事業への参画や有効利用をお願いいたします。
 我が国経済は、緩やかな成長を続けているとはいえ、中小・小規模事業者の景況感は依然厳しい状況であり、人手不足や不安定な為替変動の影響、さらにはエネルギー問題やTPPのゆくすえ、いわゆる中小企業税制や社会保障法制への不安、消費増税と軽減税率導入のスケジュール対応等、不透明な経営環境の中での舵取りが求められています。一方で、明るい話題としては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けての期待が高まると同時に、政府の方針と的確な施策により、訪日外国人観光客は確実に増加し、観光立国の実現に向けて着々と前進しています。墨田区においては、東京スカイツリーのある街が定着する中、区内各地域での民間主導イベントは増加をし、すみだ北斎美術館の開館を契機とした南部地域の活性化や隅田川リバーサイドへの注目等、私達を取り巻く身近な環境は大きく変化をしており、今まで以上に「機を見て敏」なる判断と行動のためにも、経営者の意識改革が益々重要な時代となって参りました。
 こうした中で、墨田支部が地域経済をリードする団体として、その存在意義を尚一層高め、しっかりとした機能を果たして行くために、下記の3点を重要課題として、各種事業に取り組んで参りたいと思います。


  • 1.事業承継と創業支援の推進

 区内事業者、特に製造業の減少傾向が続く中、集積のメリットが薄れつつある現在、事業所、技術、ノウハウを次世代に継承させ墨田区の産業力を維持強化するため、行政・地域金融機関、各関係団体と連携し、事業承継と創業支援に、「オールすみだ」で取り組んでいきます。


  • 2.産業と観光の融合による地域活性化

 文化的観光資源が豊富な当地域に東京スカイツリーが定着し、すみだ北斎美術館の開館、隅田川リバーサイドの有効活用等により、国内外からの観光客のさらなる増加が期待される現状を的確に捉え、「本物が生きる街すみだ」を意識して産業観光の視点から徹底した地域活性化事業を推進していきます。


  • 3.次世代を担う人材の教育・育成

 墨田区に住み、そこで学ぶ子どもたちの郷土愛を醸成し、将来にわたり住みたい、働きたいと感じてもらうことを目的に、学校教育への積極的な支援を継続すると同時に、人材を第一に考える健康経営に対する啓蒙活動、若手経営者や次世代を担う人材が参画しやすい事業を積極的に推進していきます。


 墨田支部の事業所が抱える経営諸課題の解決や地域振興を具現化をするためには、会員相互の理解や協力はもとより、行政や地域金融機関、各関係団体との密接な連携が不可欠であると認識し、今まで以上に積極的な支部活動を展開してまいります。会員の皆様の東京商工会議所墨田支部への変わらぬご理解ご協力とご支援をお願い申し上げ、墨田区の益々の発展を夢見て、ご挨拶とさせていただきます。


東京商工会議所 墨田支部
会長 阿部 貴明