東京商工会議所（三村明夫会頭）は、この度、都立第一商業高等学校がビジネスをテーマとした実践的な授業を導入するにあたり、第一線で活躍する社会人（東京急行電鉄株式会社ご担当者）を同授業の講師として派遣します。

　当所ではこれまで、若者・産業人材育成委員会（委員長：北山禎介副会頭）が中心となり、23区内に立地する都立商業高校および工業高校のべ６校に32名の社会人講師に講演等を依頼したほか、4校に73社の企業をインターン先として紹介する等のキャリア教育支援事業を行ってきました。今後も、荒川区等の高校4校で社会人による講演を予定しているほか、葛飾や世田谷区等の10校へインターン先を紹介する予定です。

　今回の社会人による授業では、「渋谷が10代にとって『日本一訪れたい街』であるために必要なもの」をテーマとする課題の提示や、渋谷文化を振り返りつつ、再開発の現状等に関する講義といった、全３回にわたる実践的な授業を展開します。

　近年、高卒求人倍率が高水準である一方、就職者の3年以内離職率の高さから、高校生と企業のミスマッチが課題とされています。企業によるキャリア教育支援の取組みを後押し、日本の未来を担う高校生が企業や仕事の魅力に気づき、職業観を醸成していただくことを期待しています。