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東商けいきょう集計結果 (中小企業の景況感に関する調査) 平成21年10~12月期

2009年12月15日
東京商工会議所

  東京商工会議所(岡村正会頭)はこの度、中小企業の景況感をより正確に把握することを目的に標記調査を実施した。調査期間は平成21年11月10日から16日まで、対象は東京23区の中小企業2,386社。調査はFAXおよび聴き取りで行い、回答数は851社(回答率35.7%)。

【 ~持ち直しの動きが見られるものの回復ペースは鈍化、 先行き懸念が強まっている~ 】

 業況、売上、採算のいずれも改善傾向を示しているものの動きは緩慢。政策効果も息切れの状況で、来期見通しはいずれも回復ペースが鈍化するなど先行き懸念が強い。消費者志向の変化への対応難や販売価格の下落の渦中にある小売業、公共事業の削減や低価格受注に見舞われている建設業は特に厳しい結果となっている。

・「業況DI」(全業種)は、前年同期比、今期水準、来期見通しのいずれも3期連続でマイナス幅
  が縮小したものの、来期見通しの回復ペースは減速している。特に建設業と小売業では先行き
  懸念が強い。
  →詳細は1~2ページを参照

・「売上DI」(全業種)は、前年同期比、今期水準、来期見通しのいずれもマイナス幅が縮小した
  ものの、来期見通しの回復ペースは減速している。特に今期水準では小売業が不調。
  →詳細は3~4ページを参照

・「採算DI」(全業種)は、前年同期比、今期水準、来期見通しのいずれも前期に引き続きマイナ
  ス幅が縮小したものの、建設業では6割以上が先行きを懸念。
  →詳細は5~6ページを参照

・「資金繰りDI」(全業種)は、前年同期比と今期水準でマイナス幅が縮小、来期見通しは横ばい
  となった。一方、建設業で悪化が顕著、先行きを懸念。
  →詳細は7~8ページを参照

・「民間金融機関の貸出姿勢DI」(全業種)は、前年同期比、今期水準ともに悪化した。特に小売
  業で悪化が顕著。
  →詳細は9~10ページを参照

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 小島・高橋
TEL 03-3283-7754