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「新卒者等採用動向」に関する調査結果

2006年3月28日
東京商工会議所

 東京商工会議所(山口信夫会頭)では、企業の新卒者等の採用動向を探るため、このたび会員中堅・中小企業5,000社(資本金1,000万円から1億円で無作為抽出)を対象に調査を実施し、結果をとりまとめた。
  調査期間は平成18年1月20日~2月10日。回答企業数546社(回答率10.9%)。
  調査結果の概要は以下のとおり。

【 調査概要】

【2006年4月の採用動向の特徴】

■新卒採用企業が増加
 今年度の新卒者の採用について、「予定あり」と回答した企業が66.7%と前年比11.5ポイント増加、「予定なし」と回答した企業は33.3%と前年比10.9ポイント減少するなど、中堅・中小企業においても採用実施企業が大幅に増加している。

■「予定人数確保」はほぼ半数
 「(新卒者を)予定通り確保できた」企業は55.2%で前年比2.0ポイント増加した。これに対し、「予定通りではない(が確保できた)」企業は33.5%で2.3ポイント減、「一人も確保できなかった」は10.2%で1.7ポイント増となり、双方合わせると半数近い企業(43.7%)が当初予定人数を確保できていない状況。



【2007年4月の採用動向】

■来年度も増加傾向続く
 「採用予定あり」と回答した企業は59.5%で前年比16.1ポイント増加する一方で、「採用予定なし」は14.7%と前年比4.3ポイント減少しており、中小企業の採用意欲の回復傾向が目立つ。

■「採用活動」早める企業が増加
 採用活動の開始時期について、「1月~3月」が44.3%、と最も多く、「4月~6月」は33.5%であった。「1月~3月」とする回答が前年比で6.3ポイント増加、また「4月~6月」が3.2%減少しており、採用活動を早める企業が増加していることがうかがえる。



【中途採用】

■中途採用に意欲的
 今後3年間での中途採用の実施について「予定あり」の回答は63.4%で、「予定なし」とする8.6%を大きく上回り、中途採用に対する積極的姿勢が目立っている。



【インターンシップ】

■インターンシップへの理解進む
 インターンシップについて受け入れたことのある企業は、24.0%と、前回(平成14年)調査よりも9ポイント増加した。また、今後の受け入れ予定についても、「積極的に受け入れる」企業が6.4%、「要請があれば検討する」企業が44.7%あり、同制度への興味や理解の高まりが感じられる。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
人材・雇用情報センター
担当 城戸口・濱浦
TEL 03-3283-7590