東京商工会議所トラベル＆ツーリズム委員会（委員長＝田川副会頭・(株)JTB相談役）は、10月27日、28日の2日間、「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西視察会」を開催しました。

　当委員会では、2025年大阪・関西万博（以下、万博）の機会を捉えて、国内外における相互交流を活発化させ、東京の国際競争力をより一層強化するよう国および東京都に要望しています。

　そこで、2年後に万博開催を控えた大阪で開催される世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西」（10/26～29、インテックス大阪）を視察することで、万博の盛り上がりやツーリズムの最新トレンドを体感するべく、本視察会を開催しました。
　大阪・関西ブースのほか、東商もパネル展示を行った東京都・（公財）東京観光財団ブース、日本商工会議所ほか9つの商工会議所が共同で出展したブースなどを重点的に視察しました。

　その後、大阪商工会議所（以下、大商）にて、「万博に向けたツーリズム振興のための包括連携協定」調印式および、大商・ツーリズム振興委員会（委員長＝福島(公財)大阪観光局会長）との意見交換会を実施しました。
　調印式では、万博の確実な成功に向けた機運醸成と地域経済の再生・活性化を実現するため、両会議所で連携を推進していくことを相互に確認しました。
　続けて開催された意見交換会では、大商・福島委員長および同事務局より「大阪・関西万博に向けた取り組みについて」と題して、観光をめぐる大阪の現状や大商の取組み、万博の準備状況などについて、ご説明をいただきました。参加者からは、オーバーツーリズムに対する懸念や安全・快適な交通インフラの整備などについて、意見が交わされました。

　2日目は大阪市の中心部、ミナミにある商店街「黒門市場」を訪問し、インバウンド旅行客で賑わう現状を視察しました。
　また、黒門市場商店街振興組合より、多くの外国人旅行客を受け入れる上での商店街としての取組みや課題などについて、ご講話いただきました。
　
　今後も当委員会では、わが国および東京のツーリズム振興に向けた取組みを推進してまいります。

• 2025年日本国際博覧会に向けたツーリズム振興のための包括連携協定
• 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会