会頭コメント

会頭コメント

国民投票法の成立について

2007年5月14日
東京商工会議所

 国民投票法は、本来憲法施行時に制定されるべきものであったが、憲法を改正する場合の手続きを定めたという意味でよかったと思う。
  もし国民投票が濫用されれば、議会制民主主義制度の根幹にかかわることになるので、国民投票の対象を「憲法改正」だけに限定したことを評価したい。
  ただ、投票年齢を原則18歳以上としたのはやや疑問が残る。成年年齢を20歳としている民法や公職選挙法などへの波及については、それぞれの法の目的に照らして慎重に検討することが望まれる。

以上