経営相談~商談会を活用して取引先を開拓!都内食品メーカーの事例紹介

商談会で食品バイヤーとのつながりを獲得 ~ビジネス交流部イベント成功事例②~

2023年6月19日

年5~6回開催の大手流通企業との個別商談会「東商バイヤーズミーティング」
国内最大級の食品展示会(スーパーマーケット・トレードショー)内で開催される商談会「ビジネスマッチング@SMTS」
これら食品バイヤーとの商談に参加いただいている「(株)遠藤商店」様にインタビューを行った。

相談窓口で紹介をうけたことをきっかけに「食品商談会」に参加


きっかけは東商入会と同時に利用した「経営相談窓口・専門家派遣制度」でした。
取引先の新規開拓について相談した所、食品バイヤーとの商談会を紹介されました。商談会に参加するには選考シートが必要だったり、実際にバイヤーと商談した後も取引条件の交渉があったりと、商品を採用されるまでに様々な課題がありましたが、相談窓口も活用してこれらの解決に一つ一つ取り組んでいきました。

商談会は、新規お取引の交渉以外に知識、経験豊富なバイヤーさんから自社商品に対する意見やアドバイスなどをいただける貴重な機会となっています。
スーパーマーケット・トレードショーでのマッチング形式の商談会は、毎年数多くのバイヤーからご指名をいただき、販路開拓に役立っています。

インタビューにお話いただいた遠藤代表取締役

インタビューにお話いただいた遠藤代表取締役

商談のポイント! まずは選考シートで興味をもってもらい、商談以降はつながりを深める


商談会は、事前の選考シートを見たバイヤーから商談指名されるケースがほとんどです。
選考シートを見たバイヤーさんに「え!?」という驚きや「なるほど」という感想をもってもらい、商品の説明を聞きたいと思ってもらうことを意識しています。商談中の試食の提供方法や商品のどのポイントをアピールするか、といった点も、商談するバイヤーさんに合わせていろんなパターンを試行錯誤して、商談に臨んでいます。

また商談後もできるだけ接点をもつなど、商談したバイヤーさんとつながりを深めることも大切にしています。
商談の際に興味をもたれると、同時にたくさんの質問もいただきます。もし商談中にこたえられない質問があれば、宿題として後日回答しますし、新商品の開発ができたときも興味のありそうなバイヤーさんに自分から連絡して、あらためて商談のアポイントをとったりします。

商談会も大切ですが、それをきっかけとして継続的に商品をアピールできる関係性を構築することも大切だと思っています。

(株)遠藤商店様 HPより

(株)遠藤商店様 HPより


【遠藤商店について】
昭和4年、台東区"おかず横丁"に開業した精肉店が始まり。それから90年以上の時を経て、現在は、全国選りすぐりの豚を各地の特産品と組み合わせたオリジナルの焼豚を製造、販売する企業となりました。「できたての焼豚を食卓にお届けしたい」「売切れ次第閉店、廃棄ロスを出さない」をコンセプトに、毎週土曜日だけ開店している店舗での販売数は50本ほど。「週一回開店」「50本限定」が話題となり『行列ができる焼豚』と呼ばれています。
ホームページ:https://matsuya-yakibuta.tokyo/endosho-ten

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所ビジネス交流センター
TEL 03-3283-7804