東商の活動
観光委員会 東京の魅力再発見プロジェクト第3弾「変わらぬ文化と技術がいまに息づく甲州街道・内藤新宿」視察会を開催しました
東京商工会議所
地域振興部
観光委員会(委員長=田川副会頭・株式会社JTB相談役)は、6月10日、東京の魅力再発見プロジェクト第3弾「変わらぬ文化と技術がいまに息づく甲州街道・内藤新宿」視察会を開催し、19名が参加しました。
本プロジェクトは、コロナ禍で打撃を受けている都内観光の消費喚起、観光関連産業の早期復活を図ると共に、東京の新たな観光ルートのモデル形成につなげることを目的として事業を展開しています。
日本橋、東海道品川宿に続く第3弾となる今回は、甲州街道の第一宿場町である内藤新宿に焦点をあて、新宿の歴史と文化を視察しました。一行はまず、新宿歴史博物館を訪れ、甲州街道と内藤新宿の歴史や文化について学芸員の講義を受け、館内の郷土資料などを見学しました。続いて向かった新宿高野本店では、同社と甲州街道、新宿御苑との関わりについて、新宿高野の髙野吉太郎社長(新宿支部会長)からお話しを伺いました。その後、新宿区上落合にある「染の里おちあい」にて、江戸時代から新宿に根付いている染色文化の説明を受け、刷毛を引いて染める伝統技術「引き染め」を見学・体験しました。
参加者からは、「内藤新宿の成り立ちを知ると、新宿の見え方が変わった」「落合・中井では、伝統文化を活かして郷土愛が醸成されていた」などの声が寄せられたほか、「全行程で大変興味深い話を聞くことができ、五感で新宿の魅力に触れることができた」といった意見を頂戴しました。
今後も本プロジェクトでは、東京に住み働く方が、東京の多彩な魅力に触れ、関心を深めていただくことを通じ、東京の郷土愛を醸成し、都内観光の活性化を図ることを目的に、各種事業を展開してまいります。
東京商工会議所
地域振興部
担当 伊藤・多田
TEL 03-3283-7658