東商の活動

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「ものづくり推進委員会と江東支部との懇談会」を開催しました

2020年10月19日
東京商工会議所
中小企業部
伊東委員長による開会挨拶

伊東委員長による開会挨拶

挨拶をする鈴木・江東支部会長

挨拶をする鈴木・江東支部会長

会場の様子

会場の様子

 ものづくり推進委員会(委員長=伊東孝紳・本田技研工業株式会社 取締役相談役)は10月19日、江東支部との懇談会を開催しました。同懇談会は、本支部間でものづくりに関する情報交換や、連携強化を目的に開催しているものです。

 伊東委員長は、冒頭あいさつで、「江東区は豊洲市場の開場や東京五輪の中心地として多数の競技場が配置されるなど注目の地域である。本日は、新型コロナウイルス感染症の影響や、デジタルツールの活用状況、都内立地における構造的課題等について、日頃感じていることを率直に意見交換したい」と述べました。


 出席した支部役員からは、新型コロナウイルス感染症の影響について、「百貨店やイベントにおける催事がすべてなくなってしまい、売上面で大きな影響を受けた」という声や、デジタルツールの活用について、「製造現場の社員にテレワークを適用するのは難しいが、総務、経理ならテレワークで生産性があがる仕事もあり取り組んでいる」という声がありました。
 また、業界独自の課題として、「問屋を通さず、木材がメーカーから建設会社に直接流通するようになり、それは今後も加速していく。不燃木材をはじめ研究開発を重視し、付加価値をつけられるよう取り組んでいる」「江戸切子の分野でも価格の安い中国からの偽物が多く国内に流れ込んできている。経済産業省と協力して対策を実施しているが、対応が追いついていない」といった意見もありました。
 

 ものづくり推進委員会からは、「新型コロナウイルス感染症の影響について、改めて深刻なものであることを認識した。また、デジタルツールの活用については、業務の効率化・働きやすさの向上だけでなく、顧客や取引先とのつながりを飛躍的に向上させることもできる。引き続き好事例を発掘するとともに、活用について研究していきたい」と応えた。



 ものづくり推進委員会では、懇談会での意見をもとに今後の委員会活動や要望活動に反映していくとともに、支部と連携した各地域のものづくりに対する取り組みを進めていきます。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 山本、黒田
TEL 03-3283-7754