会頭コメント

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第2次岸田再改造内閣の発足について

2023年9月13日
東京商工会議所

 本日、第2次岸田再改造内閣が発足した。まずは、山積する政策課題に対する岸田内閣のこれまでの着実な対応に敬意を表するとともに、さらなる加速化を図るための改造内閣の発足を歓迎する。

 社会経済活動の正常化が加速する今、わが国は四半世紀にわたるデフレ経済から完全に脱却し、「時代の転換」を図る絶好の好機を迎えている。一方で、中小企業は、原材料・エネルギー価格の継続的高騰によって収益が圧迫される中、慢性的な人手不足による防衛的賃上げを余儀なくされる等、継続的・構造的な成長と分配の実現に向け、大きな課題に直面している。改造内閣には、国民と企業の成長期待を高める大胆な経済財政政策を一気呵成に実行していただきたい。

 まずは、経済好循環の推進力である中小・中堅企業のデジタル化による生産性向上やGX等の自己変革への挑戦の促進を図るとともに、パートナーシップ構築宣言の実効性向上による価格転嫁の商習慣としての定着が必要である。
 また、地方では、自然減と社会減の両方による人口減少が地域産業・経済の疲弊に拍車をかけている。2025年大阪・関西万博の確実な成功に向け万全の措置を図るとともに、地域活性化の切り札である観光再生・復活等の支援強化が必要である。
 併せて、国民・企業を支える社会基盤の整備として、ALPS処理水の海洋放出がもたらす風評被害・輸入規制撤廃に向けた国内外への丁寧かつ積極的な説明・働きかけと事業者に寄り添った賠償の実施、エネルギーの安定供給と価格抑制に向け安全が確保された原子力発電所の早期再稼働等を図るべきである。

 時代の転換点にある今こそ、中小企業は自己変革に果敢に挑戦し、サプライチェーン全体での付加価値向上に全力で取り組まねばならない。商工会議所は、多様な主体の連携拠点として、中小企業への伴走支援と地域の発展に全力で取り組む所存である。

以上