日本商工会議所ならびに東京商工会議所（ともに三村明夫会頭）は、９月26日(月)、シンポジウム「成長戦略としての女性活躍推進～Ｗのキセキ～」を渋沢ホールおよびオンラインで開催し、会場とオンラインの合計で600名を超える参加者が参加しました。
　
　同シンポジウムは２部構成となっており、第１部の基調講演では、内閣府男女共同参画局長 岡田氏から、国際的に見たわが国の女性活躍推進の現状や女性活躍推進に向けた政府の取り組みなどを紹介いただきました。続いて、株式会社資生堂の代表取締役 社長 CEOの魚谷氏より「企業の未来をつくるダイバーシティ経営」と題して、女性活躍推進を含むダイバーシティ経営に取り組む意義、経営者に求められる覚悟などについて講演いただきました。
　
　第２部では、中小企業２社と有識者によるパネルディスカッションを行い、大橋運輸株式会社の代表取締役社長 鍋島氏より女性活躍推進をきっかけとしたダイバーシティ経営や地域貢献活動への挑戦の“キセキ（軌跡）”を紹介いただいた他、少子高齢化や人口減少の日本社会だからこそ中小企業はダイバーシティ経営に取り組むべき、というエールを送っていただきました。また、株式会社小宮商店の管理統括本部部長 伊藤氏からはパート社員として入社し女性活躍推進に取り組み始めた当初の苦労、いかにして経営者や職人を巻き込んで全社的な取り組みに繋げていったか、という小宮商店の“キセキ（軌跡）”をご紹介いただきました。

　モデレーターの片岡氏（あしば社労士事務所 代表 特定社会保険労務士）や有識者パネリストの宮原氏（株式会社東レ経営研究所 ダイバーシティ＆ワークライフバランス推進部 部長）もそれぞれの知見から、２社の取組事例のポイントを分析するなど、活発な議論が行われました。また、参加者からの質問をリアルタイムで受け付け、パネルディスカッション登壇者が答える形式で質疑応答も行いました。

　シンポジウムの参加者には特典として、大橋運輸および小宮商店の２社も掲載されている女性活躍推進取組事例集「Ｗのキセキ～女性が輝く職場づくり～」を配付しました。

　なお、同シンポジウムの模様は、10月11日(火)よりアーカイブ（録画）配信を予定しています。視聴には事前申込みが必要となっており、東商My Pageにてお申込受付中です。当日参加が出来なかった方は、この機会に是非ご視聴ください。

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