東京商工会議所（経済資料センター）は8日、初代会頭である渋沢栄一の精神を広く啓発することを目的とし、セミナー「渋沢栄一の人となり・行動原理に学ぶ」をオンラインで開催し、議員企業や支部会長ら5６人が参加しました。
　第1部では作家・中国古典研究家の守屋淳氏、第2部では大河ドラマ「青天を衝け」のチーフ・プロデューサーである福岡利武氏が登壇し、講演を行いました。
　守屋氏は「渋沢栄一のような人材を育てるには」をテーマに講演し、渋沢の「福徳円満」で「情愛に厚い」性格の成り立ちを、渋沢の若い頃のエピソードなどを交えながら解説しました。また、高い志を持つことで客観的に考え、柔軟に行動ができたことや、敵対する意見をも含め幅広い情報を集めることで、思い込みに捕らわれず判断できたことについても触れ、「自身もこのような行動を目指したい」と締めくくりました。
　福岡氏は、大河ドラマの見所や制作の裏側を解説しました。「青天を衝け」というタイトルに込めた想いについて「渋沢の若い頃の漢詩の一節。青は家業の藍にも通じ、若さと勢いを表現した」と語りました。コロナ禍で思うように撮影が進まない中、訪仏のエピソードはロケをせずに制作していることを説明し、CGを駆使した画面も見どころとして紹介しました。


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　※なお、本セミナーの第1部について動画を公開しております。ぜひ、ご参照ください。

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