各種調査

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「IT活用実態調査」結果を取りまとめました~中小企業においてITを競争力強化に繋げるためには、 経営課題を整理したうえで、明確な目的をもってIT化を進めることが重要~

2021年2月25日
東京商工会議所
中小企業部

東京商工会議所(三村明夫会頭)は、中小企業のデジタルシフト推進委員会(委員長:金子眞吾副会頭・凸版印刷会長)において、中小企業のIT活用の実態を把握するため標記アンケートを実施し、調査結果と企業事例を取りまとめましたので、お知らせします。
【IT活用実態調査」概要】
▽調査期間:2020年10月15日(木)~10月30日(金)
▽調査対象:東京23区内事業者10,000社(回答数:1,259社(回答率12.6%))
※調査結果の解説動画をこちらのURLよりご覧頂けます。https://youtu.be/yvRbm8rEWNw

【 調査結果のポイント】

1.IT活用の状況について(☞調査結果P7)
 ●IT活用状況を4つのレベルに分け、それぞれのレベル*ごとの属性の傾向や行動の違いに関して分析した。
 ●「レベル1」が22.7%、「レベル2」が22.6%、「レベル3」が44.2%、「レベル4」が6.1%となった。

2.従業員規模によるIT活用レベルの差は小さい(☞調査結果P8)
 ●従業員の規模ごとにITの活用状況をみたところ、規模によるIT活用のレベルに大きな差は見られず、むしろ従業員5人以下の企業 
  では「レベル4」の割合が9.2%と、最も高くなった。

3.従業員の平均年齢が若い企業ほどITを活用(☞調査結果P9~10)                                                   
 ●経営者の年齢ごとにITの活用状況をみたところ、IT活用のレベルに大きな差は見られない一方で、従業員の平均年齢ごとにみたと
  ころ、平均年齢が若い企業ほどITを積極的に活用している傾向にあった。

4.IT活用レベルが高い企業ほど付加価値向上を目的としている(☞調査結果P14)
 ●IT活用の目的では、全てのレベルで「業務効率化」が最多となったが、レベル4では、「顧客満足度向上」や「新商品・新サービス
  開発」といった付加価値向上を目的とする項目で、他のレベルと比較し、20ポイント以上高くなった。

5.経営課題を把握し、ITを導入することが重要(☞調査結果P16)
 ●IT導入時の取り組みでは、全てのレベルで「社内で業務プロセスの把握」が最多となったが、レベル4では「社内で経営課題を把
  握」など複数の項目において他のレベルと比較し、20ポイント以上高くなった。

6.情報を収集し、継続的に見直すことが重要(☞調査結果P17)
 ●ITの定着に向けた取り組みでは、全てのレベルで「日常的な改善活動」が最多となったが、レベル4では「IT活用の継続的な見直
  し」「IT活用に関する日常的な情報収集」の項目において他のレベルと比較し、20ポイント以上高くなった。

7.IT活用のレベルに応じて課題は異なる(☞調査結果P19)
 ●IT活用の課題は、レベル1・2で「IT導入の旗振り役が務まるような人材がいない」といった「ヒト」に関する課題、レベル3で
  「コストが負担できない」といった「資金」に関する課題が最多となり、IT活用のレベルに応じて課題は異なる。

 *経済産業省が策定した「攻めのIT活用指針」を参考に下記の通りレベル分け
 レベル1「口頭連絡、電話、帳簿での業務が多い」、レベル2「紙や口頭でのやり取りをITに置き換えている」
 レベル3「ITを活用して社内業務を効率化している」、レベル4「ITを差別化や競争力強化に積極的に活用している」

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
中小企業部
担当 横山、長濱
TEL 03-3283-7624
FAX 03-3283-7235