東京商工会議所杉並支部（会長＝宇田川紀通・武蔵商事株式会社社長）は、3月7日「若手経営者交流会」を開催しました。

当日の交流会は二部制で、第一部では、「『言志四録』と西郷隆盛に学ぶ　現場を活かすリーダー学」と題して、禅や儒学はじめ東洋思想を長年専門的に勉強されている公認会計士の笠倉健司氏に講演いただき、第二部では参加者の交流会を行いました。杉並支部組織強化委員会の井口委員長のあいさつで始まった第一部講演会では、経営者が知っておくべき儒学の中でも朱子学・陽明学を共に擁した、幕末の学者佐藤一斎の著書『言志四録』が、幕末志士の中でも常に人気を誇る西郷隆盛の人材形成にどう影響したかを語ってもらいました。笠原氏の語る西郷隆盛の人となりから、学ぶことと「私心」のない実践を徹底的に行った生き方には説得力がありました。ひきつづき、相澤商業副分科会長のあいさつで始めた、メンバー相互の交流会も非常に盛りあがりました。最後に、中締めの和田副会長のことばにも出たように、若手が中心の本日の会は盛況でした。今後も、会員交流の楽しく役立つ企画を、経営者のために行っていきたいと思います。