平成２７年１２月８日

東京商工会議所会員企業　各位

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京商工会議所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　経団連「採用選考に関する指針」の改定について


ご高承のとおり、本年度より、学生の学業への時間の確保を目的に、新規大学卒業予定者等の就職・採用選考活動開始時期が後ろ倒しされ、広報活動開始時期は大学３年次の３月１日から、採用選考活動開始時期は大学４年次の８月１日から変更になりました。
しかしながら、インターンシップと称した水面下での実質の採用活動や、中小企業と大企業の採用時期の逆転による内定辞退者の増加等様々な課題が指摘された他、本来の目的である、学生の学業への時間の確保にも影響が生じたことにより、本年10月の日商定例会見において、採用選考活動開始時期を６月に前倒しするよう申しあげました。
その後、商工会議所をはじめとした経済界、大学、政府が参画する実務者会合が設けられ、就職・採用活動開始時期について、意見交換を行いました。
今般、上記の経緯も含め、経団連で定める就職採用ルールである「採用選考に関する指針」が改定されましたので、下記の通りご連絡申しあげます。
改定の主な変更点として①採用選考活動開始時期を６月１日からと２ヶ月前倒し、②留学経験者に配慮した多様な選考機会の確保（秋季採用、通年採用等の実施）が盛り込まれております。
会員企業の皆様におかれましては、指針と手引きをご参照いただきまして、改定の趣旨と経緯をご理解いただきましたら幸いに存じます。