東商の活動

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「江戸の文化を知る・味わう-『浅草の歴史と文化』講演会&『東京の地酒』試飲会-」を開催しました

2019年9月27日
東京商工会議所
会員交流センター
講演する冨士氏

講演する冨士氏

講演する小笠原氏

講演する小笠原氏

講演・試飲会を行う齊藤氏

講演・試飲会を行う齊藤氏

 東京商工会議所ビジネス・会員交流委員会(委員長=池田朝彦・東京レジャー会長)は9月27日(金)、文化活動推進事業の一環として「江戸の文化を知る・味わう-『浅草の歴史と文化』講演会&『東京の地酒』試飲会-」を開催しました。

 はじめに、浅草観光連盟会長の冨士滋美氏が「浅草の歴史と文化について」と題して講演。仲見世通りの老舗菓子店の店主でもある冨士氏は、飛鳥時代における浅草寺の建立から浅草地区の歴史を語りました。冨士氏は、1400年という長い歴史的変遷の中で、現在の浅草地区の原型が誕生したのは江戸時代であるとし、その理由として、浅草寺が寛永寺の傘下に入ることになった年代には、経済的に苦しくなり地代を得るために敷地内での商売を許可したり、日本橋地区の「明暦の大火」が起こった際には浅草地区に商いを移す者が現れたりしたことを挙げました。

 続いて、まるごとにっぽん取締役社長の小笠原功氏が「浅草の再開発について」と題して講演。小笠原氏は、1960年代から衰退し、ロック座に代表されるように男性の街というイメージが強かった浅草六区を、女性や子供も訪れたいと思う日本有数の興行街として再開発させた取り組みについて語りました。

 最後に、東京23区唯一の酒蔵「東京港醸造」を経営している若松代表取締役の齊藤俊一氏が「百年の時を経て大都会に蘇った地酒」と題して講演。齊藤氏は100年の時を経て酒蔵を復活させた思いや、東京での地酒づくりの面白さや難しさについて語りました。その後の試飲会にて、参加者は、東京都区内で造られた日本酒について、各原料米による口当たりや香り等の違いについて解説を聞きながら試飲しました。

 参加者からは、「浅草の歴史や近年の再開発について理解が深まり、更に浅草の魅力を感じるようになった」との声や、「原料米について詳細な解説を聞きながらの試飲は貴重な機会で大変満足した」との声が寄せられました。

以上
【本件担当・問い合わせ先】

東京商工会議所
会員交流センター
TEL 03-3283-7681