東京都と東京商工会議所は、熊本商工会議所と連携し、熊本県内食品製造業者と都内食品バイヤーとの商談機会創出事業として、8月8日～9日に「美味満載！くまもとの食でつなぐKUMAMOTO×TOKYO商談会」と題した商談会をグランメッセ熊本（熊本市益城町）をメイン会場に開催しました。
当日は食の資源が豊富な熊本ならではの魅力的な商品を扱う熊本県内食品製造業者50社と、百貨店・スーパー・ホテル等の都内食品バイヤー企業52社86名が参加致しました。
当事業は都内食品バイヤーが熊本県を訪問し、熊本県内食品製造業者との商談機会を持つことによりビジネスチャンスを創出し、被災地支援にもつなげることを目的とし昨年度に引き続き開催されたものです。

初日には展示試食会、個別商談会、交流懇親会を開催。展示試食会では食品バイヤーが各出展企業ブースを個別に回り、展示された商品の味やパッケージデザイン、調理方法などの説明に耳を傾けていました。その後の商談会では事前に双方の希望を反映したマッチングを行い、展示試食会ではで聞けなかった、製造条件や物流面などについて詳細な説明を受けるなど、より内容の濃い商談が行われました。
2日目には阿蘇方面の食品メーカー2社の視察を行い、独自の製造や栽培技術、品質管理のほか、復興への取り組みなどをわかりやすく説明頂きました。

出展者からは「商品販売方法、展開の仕方など役立つアドバイスを頂いた」「珍しい商品に興味を持ってもらい手ごたえを感じた」等の声が聞かれました。
また、参加バイヤー企業からは「地元の良さが伝わる商品が多かった」「熱意ある熊本の食品製造業者に成長意欲を感じた」「復興に向けた生産者の方々の強い思いを感じた」など今後の取引に結び付きそうな感想が聞かれた一方、「商品の完成度は高いが、規格や物流の課題で販売に至るまで時間がかかる」など販路面での課題を指摘をする声も聞かれました。

東京商工会議所では引き続き会員企業の販路開拓を支援するため、各種商談会を実施していく予定です。
商談会など、各種イベントの告知は下記URLのイベントカレンダーまたは東商新聞にて行っておりますので、ぜひご覧ください

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