小山酒造

SAKEといえば、日本全国に様々なブランドがあり、日本各地に分散しているSAKEは、地酒と言いますが、地方で生産していることとは限りません。小山酒造は都会的な東京23区の中にあり、東京23区内で創業から100年以上続く唯一の酒蔵です。小山酒造では、地下130メートルから汲み上げた湧水を使用し、獺祭などと同じ酒造好適米の代表である山田錦を原材料として、銘酒である「丸眞正宗」を生産しています。その独自性、旨味、歴史、まさに江戸の地酒と言っても過言ではありません。

このように江戸の地酒を作る酒蔵は、アクセス（赤羽岩淵駅から徒歩5分）の便が良い以外に、周辺にも絶景が隠れています。3月末から4月上旬になると、隣の荒川沿いにある荒川赤羽桜堤緑地の桜並木の桜が満開となります。観光名所のように人が多くなく、広い緑地があり、青い空の下、桜の美しさと川面から吹いてきた風を感じながら、家族連れの一家団欒の風景も楽しめます。片手で江戸の地酒「丸眞正宗」を飲みながら、桜を鑑賞することこそ、贅沢なお花見です。運が良ければ、富士山までも見えるかもしれません！

ここでは、酒造りの見学することができます。外見は現代的な建物になってしまいましたが、当時の柱や梁、和室の一部は残されており、社内のどこかに再利用されているので、見つけることができれば、昔の風景が頭の中に描かれることでしょう。また、昔ながらの酒造りの道具や、当時の看板なども残っており、実際に手に持って試すこともできます。はっぴを羽織ってみたいとスタッフに声をかけてみたら、もしかしたら試着できるかもしれません！酒蔵だけではなく、敷地内にある松尾神社も見る価値があります。松尾神社は酒の神様を奉納していますが、敷地内に酒蔵と神社の両方が立地しているのは、日本中でも珍しいです。

酒造りの見学が終わりましたら、ここ生産されている地酒を試飲し、飲み比べることができます。ここではレギュラー酒から大吟醸まで様々なタイプの酒があり、プレゼントから自家用まで、あなたのニーズに対応できます。さらに、和食、洋食、中華を問わず、お酒を美味しく、料理も美味しくいただく組み合わせをスタッフに聞けば、丁寧に教えてもらえます。

より多くの外国人に酒の魅力を感じてもらうため、ここでは酒に関する紹介パンフレットも無料でもらえます。英語のみですが、その内容はわかりやすく、非常に面白い内容です。