熟成肉塊貯蔵所風鈴堂

黒澤映画のポスターや昔ながらの駄菓子の棚、昔のアニメキャラクターのお面など、一瞬昭和に戻ったと錯覚しましたが、いいえ、今は平成です！当店は、昭和30年代の街並みを再現しており、おじいちゃん、おばあちゃんは青春が甦り、お父さん、お母さんたちは「小さい頃の懐かしさ」を思い出します。若者たちは見たことがない風景なので、新鮮でオシャレな雰囲気を感じるでしょう。このような昭和時代を体験できる店舗は、東京都内でも限られています。

一見駄菓子屋のような雰囲気のお店ですが、実は肉料理専門店です。ただし、ただの肉料理ではありません。ここは熟成にこだわり、一定の温度下で長時間寝かせたお肉を使用しています。日本語には「料理は一晩置くと美味しくなる」という言葉があり、お肉も同じく、寝かせることで風味や旨味が増します。ここでは、塊肉をウェットエイジングの技法を使って、牧場から始まり店に届くまでに500時間以上ゆっくりと寝かせています。500時間の間、肉自体の持つ酵素の働きによって、タンパク質が分解されて柔らかくなると同時に、旨味成分であるアミノ酸やペプチドが増した熟成肉となります。

当店の中でも人気が高いのは、赤身肉のローストビーフ、ステーキと毎朝手作りしているハンバーグです。赤身肉を選択した理由は、低脂質、低カロリー、高たんぱく質だからです。定期的に食べることにより基礎代謝の向上、筋肉を落とさずにダイエットが可能とも言われています。この赤身肉のローストビーフにじっくり火を入れて、丁寧に薄く切り、ご飯の上に山のように乗せ、最後に自家製ソースをかけると、絶品料理が完成します。そのソースが美味しすぎて、わざわざソースだけを買いに来るお客様がいるそうです。ステーキも鉄板の上でじっくり火を入れ、中がレアの状態で提供しています。ハンバーグは毎朝手作りして、味がしっかり染み込んでから提供しています。