東商渋沢ミュージアムでは、渋沢栄一の直筆書物「不平等即平等」のほか、栄一に関する東商所蔵の歴史史料や栄一の生涯などをまとめた紹介パネル、銅像などを展示しています。
渋沢栄一は38才で東京商工会議所の初代会頭に就任しました。ここでは、就任当時に一番近い43才の写真をモチーフに製作した栄一像を展示しています。記念撮影スポットとしても人気です。
渋沢栄一の生誕180周年を記念し、2020年2月13日にリニューアルオープンした大ホールです。大ホールへ向かう廊下の壁面には栄一にまつわる写真を展示。栄一を学ぶセミナーや東商会員企業向けの貸し出し等も行っています。
渋沢栄一の活動を広く紹介する博物館として、1982(昭和57)年に開館しました。かつて栄一が住んでいた旧渋沢邸跡に建ち、栄一の生涯と事績に関する資料を収蔵・展示し、関連イベントなども随時開催しています。
※「渋沢史料館」は2020年3月28日よりリニューアルオープン。(3月27日まで休館中)
渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室で、内外の賓客を迎えるレセプション・ルームとして使用されました。1917(大正6)年の竣工で、青淵文庫とともに、国の重要文化財に指定されています。
渋沢栄一が設立に心血を注いだ抄紙会社があったことから、王子は「洋紙発祥の地」といわれています。その王子にある紙の博物館では、和紙・洋紙問わず古今東西の紙について学ぶことができます。紙の風合いに触れる展示や紙すき体験教室なども人気です。
※「紙の博物館」は2020年3月17日よりリニューアルオープン。(3月16日まで休館中)
渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(渋沢栄一記念財団の前身)が寄贈した煉瓦及び鉄筋コンクリートの建物です。1925(大正14)年の竣工で、栄一の書庫として、また接客の場としても使用されました。
旧渋沢邸『中の家』は、渋沢栄一生誕地に、栄一の妹夫婦によって1895(明治28)年に建てられました。屋根に天窓があり、当時の典型的な養蚕農家の形を残しています。栄一が、多忙な中で帰郷した際に立ち寄り、寝泊まりをした家です。
渋沢栄一に関連する資料が展示されている資料室には、栄一が実際に身に着けて舞ったと伝えられる獅子舞の獅子頭や、青淵由来之跡の碑の拓本などさまざまな資料を展示中です。栄一が83歳の時に講演した肉声も聞くことができます。
1916(大正5)年に渋沢栄一の喜寿を祝い、第一銀行の当時の行員が出資して建てられました。栄一は、第一銀行の初代頭取を務めていました。1999(平成11)年に東京都世田谷区から深谷市に移築され、2003(平成15)年に国の重要文化財に指定されました。
尾高惇忠は渋沢栄一のいとこであり、学問の師でもありました。明治維新後は富岡製糸場の初代場長を務めました。この生家は、江戸時代後期に惇忠の曽祖父が建てたといわれ、惇忠や栄一らが高崎城乗っ取り計画を謀議したと伝わる部屋が二階にあります。