「目指せ！建設現場 土日一斉閉所 東京キャンペーン」のお知らせ

　建設業は、他産業より賃金が低く、就労時間も長いため、担い手の確保が困難となっております。
　また、本年４月、労働基準法の時間外労働上限規制が適用され、法を順守していくことが求められております。
　建設業従事者の休日取得状況は、技術者・技能者とも４週８休が確保できていないケースが多く、民間工事の受注がほとんどである事業者では、４週８休は１割弱程度というデータもございます。
　私ども建設業は社会資本整備や日常的な維持管理に加えて、災害発生時には応急復旧に当たるなど、「地域の守り手」として国民から期待されております。

　若い人たちに選ばれる「魅力ある産業」として建設業が地域の守り手としての役割を果たしていくために、土日閉所・完全週休二日の実現は喫緊の課題でございます。
　とりわけ首都東京は多様な産業やサービスが展開され、就職先としての選択肢が幅広い中で、私ども建設業への入職へとつなげていくためには、土日閉所・完全週休二日の実現はキーとなります。
　長時間労働を是正していくために、私ども各企業が生産性向上を図りつつ働き方改革を一層推し進めていくことが肝要でありますが、同時に、土日閉所を前提とした適正な工期で受注していくことも大切であり、民間事業者の皆様が土日閉所を前提として発注していただきますよう、ご理解とご協力を切にお願い申し上げます。

　そこで、当協会としましては、公共・民間を問わず都内全ての工事現場における土日閉所の実現を目指して、ポスターを掲出するなど、「目指せ！建設現場 土日一斉閉所 東京キャンペーン」を展開してまいります。
　ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。