歴代の受賞企業紹介

勇気ある経営大賞

医建エンジニアリング株式会社

代表取締役
木村 純一
所在地
東京都墨田区
資本金
1,680万円
従業員数
25名(パート・アルバイト除く)
創業
昭和53年
事業の概要
放射線防護材の研究・開発・製造・販売

企業紹介

無鉛ボードXP

医療機関のX線室に使用する放射線防護材の製造・販売が同社の主力事業だ。
ドイツのレントゲン博士がX線を発見して以来、今日に至るまで1世紀以上の長きにわたり、放射線防護には鉛が使われてきた。周知の通り鉛には、人体や地球環境に対する毒性があり、また資源としての枯渇も懸念されている。さらに鉛は、精錬~加工の過程で多量の化石燃料を消費し、多くの二酸化炭素を排出する。
安全・安心、資源、環境面等を勘案したとき、鉛の代替材料を開発するしかないという結論に至るも、材料選定から苦難の連続が始まる。ようやくバリウムを扱うメーカーと巡り合うことで開発には道筋をつけたものの、100年もの間、「放射線防護には鉛」という常識のため、販売面でゼネコン、ハウスメーカー、装置メーカーなどの理解を得るのに再び障壁にぶつかった。建材なので建材の販売ルートで販売するという固定観念から発想を転換し、関連医学学会での学術発表や国内外の展示会出展という新たな販促手法を採用する。
地道な販売努力の積み重ねで幾多の苦難を乗り越え、徐々に認知されてきた同社の製品であるが、鉛を一切使わないので人体に安全・安心、製造過程において二酸化炭素の排出量を大幅に削減できる、鉛ボードに比べ約3割軽量のため、施工の労力削減とスピードアップに貢献、一般建材と同様の廃棄が可能なので廃棄コストの大幅削減を実現、など多くの優位性を持ち、まさにこれからの時代のニーズにジャストフィットする画期的な製品と言えよう。

お問い合わせ
東京商工会議所 中小企業部03-3283-7644