歴代の受賞企業紹介

勇気ある経営大賞

特別賞:久米繊維工業株式会社|第7回選考結果

代表取締役
久米 信行 (くめ のぶゆき)
所在地
東京都墨田区
資本金
3億円
従業員数
9名
創業
昭和10年
事業の概要
国産オリジナルTシャツ等ニットウェアの企画・製造・販売を一貫して行う

授賞理由

  • 国産比率が10%未満であるTシャツ市場にあって、高い品質とストーリーやテーマ性を込めた付加価値の高い独自ブランドを展開することで、価格競争に無縁なビジネスモデルを構築したこと。
  • 営業・企画担当スタッフ全員が、ブログ・メールマガジンを通じた発信者や、地域活性化事業のプロデューサーとなることにより、多くの共鳴者を生み、商品価値を高めていること。

企業紹介

昭和10年創業の老舗繊維メーカーは、かつての莫大小(メリヤス)のメッカである創業の地墨田区で、大胆に、俊敏に、そして何より軽やかに、変貌を続ける。
平成18年、「色丸首」を現代解釈で復刻。モデルは、二代目社長(現社長の父親)が、昭和30年代に制作した日本のTシャツ製造の先駆けとも言われるもの。素材、機能はもちろん着心地を徹底追求。価格は1万1,550円。
平成19年、純国産Tシャツを5年がかりで完成。農薬や化学肥料を一切使わずに栽培した和綿を素材に使用。わずか40粒の種で始めたプロジェクトは、有機栽培農家やボランティア、社員とその家族の汗を得て昇華。
平成20年、企画・営業担当スタッフ全員が定期的なメールマガジン配信を開始。国内の従来からの顧客はもちろん、プロシューマーや海外居住者への訴求に成功。
そして、この間、コラボレートしたアーティストや、企業、団体、NPO法人等は枚挙にいとまがない。
役員である実弟や社員自らが発信者、地域活性化事業のプロデューサーとして成長を続けているなど、第二創業は、第1章を終えた。久米社長のモットーは、「選ばれる自分になる」。このイズムが社内全体に行きわたっている。
今後は、Tシャツ以外の商品ラインナップの拡充、販売チャネルの開拓が課題。平成24年度の東京スカイツリーの開業、すみだ北斎美術館の開館を間近に控えた当地。「最初で最後の国産Tシャツ独創企業」が紡ぐ変化のストーリーは、まだ始まったばかり。

参考写真

お問い合わせ
東京商工会議所 中小企業部03-3283-7644